超簡単!AirMac ルータを2台使って無線LANを中継!広範囲Wi-Fi環境を構築する方法
AirMac ルータを複数台使ってワイヤレスネットワークを拡張する方法
無線LANを広範囲にしたい!、より遠くまでWi-Fiを飛ばしたい!、という場合でAirMac ルータを2台以上所持している場合は「ネットワークを拡張」することができる。2つのAirMac ルータ間をEthernet(LANケーブル)で接続して拡張するのがスループット的にもベストだが、1階に設置したAirMac ルータと、別のフロアにあるAirMac ルータをEthernet(LANケーブル)で接続するのは現実的ではないケースがある。その場合スループットは低下するが、ワイヤレス(無線LAN)で異なる2つのAirMac ルータ間を拡張(接続)して使うことができる。今回はその設定手順を解説していく。
【注意】
※下記図のような使い方をするための設定をこれから解説していくが、
2台目以降として設置するAirMac ルータは、基点となる1台目のAirMac ルータの通信範囲内に置く(Wi-Fiが届く位置に置く)必要がある!
この「ワイヤレスでネットワークを拡張」する方法はWDS接続とは違い簡単に設定できる。ただ設定を正常に完了させるためには・・・
設定開始前のAirMac ルータは「初期状態」であることがベストになる!
※基点となる1台目のルータの初期設定が既に終わっている場合は、1台目をあえてリセットする必要はないが、2台目、3台目以降のルータは設定前に必ずリセットし、中途半端な設定が残っていない状態にしておくこと!
AirMac ルータを2台使って無線LANを中継し広範囲なWi-Fi環境を構築する方法
今回設定に使用したAirMac ルータは・・・
基点となる1台目に、AirMac Time Capsule(2013年発売の802.11ac対応モデル)
拡張用として2台目に用意したルータが、AirMac Express(2012年発売の第2世代Express)となる
※PCはMac OS X 10.8を使用しての設定とする。
※上記以外のAirMac ルータ(第1世代のExpressや各世代のExtreme)でも設定可能だが、802.11a/b/g/n対応のAirMac ルータであることが条件になる。802.11n非対応のモデルは今回の設定は不可となり、WDSでの接続設定が必要になる。
以下は両ルータが「初期状態」であることを前提に解説していく。
1. 配線
ONUやモデム、または既設ルータと基点ルータとなるTime CapsuleのWANポートをLANケーブルで接続する。
※PCとTime Capsuleは配線不要。
2. Time CapsuleとExpressの電源をONにする
※AirMac Expressはコンセントに接続するのみ!他の機器との配線不要!
3. AirMac ユーティリティを起動する
4. Time CapsuleとExpress両方がAirMac ユーティリティ上で検出できているか確認
※どちらか一方でも検出できない場合は、検出不可なAirMacを再度リセットして再確認。
5. 基点となる1台目のTime Capsuleの初期設定を終わらせる
※初期設定方法は宅内のLAN環境により異なる
■Time CapsuleへPPPoE設定(インターネット接続設定)が必要な場合はこちら
■別ルータにPPPoE設定済のためTime Capsuleをブリッジモードで動作させる場合はこちら
どちらを選択すればわからないという場合はこちらの記事を参照。
設定完了後はTime CapsuleのWi-Fi環境でインターネットに接続できているか確認。(緑色になっていればOK!)
6. 拡張用として2台目に用意したAirMac Expressに接続をかける
※1台目のTime Capsuleと無線が繋がったままの状態で行って構わない。
※AirMac ユーティリティの[その他の Wi-Fi デバイス(1)]からAirMac Expressに接続をかける。
7. 画面上部に「この・・・を拡張するように設定します」と表示されたら[次へ]をクリック
「ベースステーション名」の部分にExpressのニックネームを入力。
※上記画面が表示されずに「置き換えますか」というような表示が出た場合は画面左下の[その他のオプション]をクリックして「既存のネットワークに追加」を選択し[次へ]をクリック。
8. 設定が完了するまで待つ!「設定を完了しました」と表示されたら[完了]をクリック
9. すべてが「緑色」になればワイヤレスでの拡張設定が完了となる
ちなみにこの拡張設定をすると、基点となる1台目のTime Capsuleの「SSID」/「暗号化方式」/「セキュリティキー」と、拡張設定用となる2台目のAirMac Expressの「SSID」/「暗号化方式」/「セキュリティキー」が自動的に同じものとなる。今回は1台目のTime CapsuleのSSIDを「MY HOME」に設定したので、2台目のExpressのSSIDも「MY HOME」となっている。
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