Windows PCを使用したAirMacルータのブリッジモード設定とWi-Fi設定を図解で解説
Mac を持っていないから、Windows PC でAirMac ルータをブリッジモードに設定する
「ブリッジモードって何?」という方はこちらの記事を参照。
今回の設定は、宅内にNTT製のひかり電話対応ルータ、またはブロードバンドルータが既に設置されている環境で、設置済みのルータにPPPoE設定(インターネットの接続設定)が入っており、既存ルータとPC をLANケーブルで繋ぐだけWebサイトの閲覧が可能という環境下に対し、新たにAirMac ルータを購入しWi-Fi 環境を構築したいと考えているユーザを対象としたものである。
「既存ルータなんて無い!」、「ネット初期設定すらしていない」、「Windows(OS)のPPPoE機能でネットに接続している」という方には対象外の記事となる。 そんな方はこちらの記事を参照!
また、設定に使用するPC がWindows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1 などのWindows OS であることが前提の記事となる。Mac OS X のPC で設定する場合は以下の記事を参照。
- AirMac ルータのブリッジモード 設定とWi-Fi 設定(Mac OS X)
- AirMac Time Capsule のPPPoE 設定とWi-Fi 設定(Mac OS X)
- AirMac Extreme のPPPoE 設定とWi-Fi 設定(Mac OS X)
- AirMac Express のPPPoE 設定とWi-Fi 設定(Mac OS X)
設定と管理について
AirMac ルータには「設定と管理」といって、AirMac ルータの各種初期設定や管理ができるOS(PC)がAirMac ルータの機種ごとに定められている。例えば、2013年に発売されたAirMac Time Capsule では、Apple のサイトを見てみると
OS X Lion v10.7.5以降およびAirMacユーティリティ6.3を搭載したMac
iOS 6以降およびAirMacユーティリティ1.3を搭載したiOSデバイス
となっており、Windows PC は対象外OSに該当してしまう。ただ実際に検証したところ、Windows 7 に「AirMac ユーティリティ 5.6.1」をインストールし、2013年モデルのTime Capsule のブリッジモード設定とWi-Fi 設定を試したところ問題なく完了することができた。なので『AirMac ルータの初期設定は設定と管理に明記されているOSのみ』というわけではないようだが、旧型のAirMac ルータを最新のMac やiOS デバイスで設定するケース、その逆の最新のAirMac ルータを古いバージョンのAirMac ユーティリティで設定するようなケースでは、設定ができないことがあることを事前に説明しておく。
Windows PC でAirMac ルータのブリッジモード設定とWi-Fi 設定を行う
【はじめに・・・】今回の記事はWindows 7 のPC を使って、2013年に発売されたAirMac Time Capsule のブリッジモード設定とWi-Fi 設定を行う手順を解説したものになるが、AirMac ユーティリティの使い方さえ覚えてしまえば、どのAirMac ルータを使用しても設定手順に大差はないためWindows 7 以外のOSで、Time Capsule 以外のAirMac ルータを設定する際も、ほぼ同様の手順で設定することが可能!
【重要】AirMac ルータは必ず初期状態(工場出荷時状態)で設定を開始すること。
少しでも設定を試みた場合は「初期化」をしてから 手順1 へと進むこと。
1. 配線
上流にある既存ルータ(ひかり電話対応ルータ等)のLANポートにLANケーブルを接続し、AirMac ルータのWANポートへ接続する
※AirMac ルータとPC をLANケーブルで繋ぐ作業は不要。
2. 最新のAir Mac ユーテリティをダウンロードしインストールする
Web上からダウンロード。自身が使うOS(PC)に適した最新のAirMac ユーティリティをインストール。
3. AirMac ユーティリティを起動
4. AirMac ルータを検出できたら[続ける]をクリック
※いつまで待っても検出できない場合は、AirMac ルータを初期化してみる。
5. 警告Msgは[OK]をクリック
6. Windows セキュリティの重要な警告Msg が表示された場合は[アクセスを許可する]をクリック
7. 使用するAirMac ルータがTime Capsule の場合、以下Msg が表示される場合あり
※Time Capsule のHDDへのアクセス方法を選択する画面になる。ここはお好みで。
8. ベースステーション名、パスワードを決め、[続ける]をクリック
※「ベースステーション名」は、AirMac ルータを識別するニックネーム。
※「パスワード」はAirMac ルータへの不正な設定やアクセスを防止するためのパスワードになる。
※「ディスクをセキュリティで保護する・・・」はTime Capsule 使用時のみ表示される。
9. [新しいワイヤレスネットワークを作成]を選択し、[続ける]をクリック
10. ワイヤレスネットワーク名、ワイヤレスパスワードを決め、[続ける]をクリック
※「ワイヤレスネットワーク名」はSSID(無線電波の名前)になる。
※「ワイヤレスパスワード」は無線のセキュリティキー(WPA2共有キー)となるため8桁以上で設定する必要がある。
11. 動作モードを選択する画面で[ブリッジモード]を選択し、[続ける]をクリック
※動作モード選択の画面が表示されない場合は 手順12 へ進まず 手順19 へ進む。
12. ゲストネットワーク設定に関してはお好みで
※この画面が表示されない機種もある。
13. 「IPv4 の構成」で[DHCP サーバーを参照]を選択し、[続ける]をクリック
※上流にあるルータ(DHCP)より正常にIPが割り振られているか確認。
14. 設定内容に誤りがないことを確認し、[更新]をクリック
15. 警告Msgは[続ける]をクリック
16. 以上でAirMac ルータのブリッジモード設定とWi-Fi 接続設定が完了となる
ただ・・・正しく設定してもエラーになるケースあり!
※エラーにならない場合は以下操作は不要! 手順16 ですべて完了となる。
例えば、「二重NAT」のエラー
※再度ブリッジモードを選択し[続ける]をクリックし、再更新する。
再更新後も改善なき場合は 手順17 以降の方法を試してみる。
以下 手順17 以降の操作は、手順11 で「ブリッジモード」と「DHCP およびNAT を使用して1つの・・・」の動作モード選択の画面が表示されなかった場合と、手順16 で正常に完了できなかった場合の続き手順解説となる。手順1 ~ 手順16 まで無事完了した方には不要な操作となるためご注意を!
手順11 で動作モード選択の画面が表示されない場合、または
手順16 で再更新後もエラーになる場合は、
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