2014/01/04

Windows PCを使用したAirMacルータのブリッジモード設定とWi-Fi設定を図解で解説

Windows PC を使用したAirMacルータのブリッジモード設定とWi-Fi 設定


Mac を持っていないから、Windows PC でAirMac ルータをブリッジモードに設定する

「ブリッジモードって何?」という方はこちらの記事を参照。

今回の設定は、宅内にNTT製のひかり電話対応ルータ、またはブロードバンドルータが既に設置されている環境で、設置済みのルータにPPPoE設定(インターネットの接続設定)が入っており、既存ルータとPC をLANケーブルで繋ぐだけWebサイトの閲覧が可能という環境下に対し、新たにAirMac ルータを購入しWi-Fi 環境を構築したいと考えているユーザを対象としたものである。


「既存ルータなんて無い!」、「ネット初期設定すらしていない」、「Windows(OS)のPPPoE機能でネットに接続している」という方には対象外の記事となる。 そんな方はこちらの記事を参照!


また、設定に使用するPC がWindows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1 などのWindows OS であることが前提の記事となる。Mac OS X のPC で設定する場合は以下の記事を参照。


設定と管理について

AirMac ルータには「設定と管理」といって、AirMac ルータの各種初期設定や管理ができるOS(PC)がAirMac ルータの機種ごとに定められている。例えば、2013年に発売されたAirMac Time Capsule では、Apple のサイトを見てみると
OS X Lion v10.7.5以降およびAirMacユーティリティ6.3を搭載したMac
iOS 6以降およびAirMacユーティリティ1.3を搭載したiOSデバイス
となっており、Windows PC は対象外OSに該当してしまう。ただ実際に検証したところ、Windows 7 に「AirMac ユーティリティ 5.6.1」をインストールし、2013年モデルのTime Capsule のブリッジモード設定とWi-Fi 設定を試したところ問題なく完了することができた。なので『AirMac ルータの初期設定は設定と管理に明記されているOSのみ』というわけではないようだが、旧型のAirMac ルータを最新のMac やiOS デバイスで設定するケース、その逆の最新のAirMac ルータを古いバージョンのAirMac ユーティリティで設定するようなケースでは、設定ができないことがあることを事前に説明しておく。


Windows PC でAirMac ルータのブリッジモード設定とWi-Fi 設定を行う


【はじめに・・・】今回の記事はWindows 7 のPC を使って、2013年に発売されたAirMac Time Capsule のブリッジモード設定とWi-Fi 設定を行う手順を解説したものになるが、AirMac ユーティリティの使い方さえ覚えてしまえば、どのAirMac ルータを使用しても設定手順に大差はないためWindows 7 以外のOSで、Time Capsule 以外のAirMac ルータを設定する際も、ほぼ同様の手順で設定することが可能!


【重要】AirMac ルータは必ず初期状態(工場出荷時状態)で設定を開始すること。
少しでも設定を試みた場合は「初期化」をしてから 手順1 へと進むこと。


1. 配線

上流にある既存ルータ(ひかり電話対応ルータ等)のLANポートにLANケーブルを接続し、AirMac ルータのWANポートへ接続する
※AirMac ルータとPC をLANケーブルで繋ぐ作業は不要。
AirMac ルータのWANポートへ接続


2. 最新のAir Mac ユーテリティをダウンロードしインストールする

Web上からダウンロード。自身が使うOS(PC)に適した最新のAirMac ユーティリティをインストール。
最新のAirMac ユーティリティをインストール
インストール手順


3. AirMac ユーティリティを起動

AirMac ユーティリティを起動


4. AirMac ルータを検出できたら[続ける]をクリック

※いつまで待っても検出できない場合は、AirMac ルータを初期化してみる。
AirMac ルータを検出できたら[続ける]をクリック


5. 警告Msgは[OK]をクリック


6. Windows セキュリティの重要な警告Msg が表示された場合は[アクセスを許可する]をクリック


7. 使用するAirMac ルータがTime Capsule の場合、以下Msg が表示される場合あり

※Time Capsule のHDDへのアクセス方法を選択する画面になる。ここはお好みで。
Time Capsule のHDDへのアクセス方法を選択する画面


8. ベースステーション名、パスワードを決め、[続ける]をクリック

ベースステーション名、パスワードを決め、[続ける]をクリック
※「ベースステーション名」は、AirMac ルータを識別するニックネーム。
※「パスワード」はAirMac ルータへの不正な設定やアクセスを防止するためのパスワードになる。
※「ディスクをセキュリティで保護する・・・」はTime Capsule 使用時のみ表示される。


9. [新しいワイヤレスネットワークを作成]を選択し、[続ける]をクリック

[新しいワイヤレスネットワークを作成]を選択し、[続ける]をクリック


10. ワイヤレスネットワーク名、ワイヤレスパスワードを決め、[続ける]をクリック

ワイヤレスネットワーク名、ワイヤレスパスワードを決め、[続ける]をクリック
※「ワイヤレスネットワーク名」はSSID(無線電波の名前)になる。
※「ワイヤレスパスワード」は無線のセキュリティキー(WPA2共有キー)となるため8桁以上で設定する必要がある。


11. 動作モードを選択する画面で[ブリッジモード]を選択し、[続ける]をクリック

[ブリッジモード]を選択し、[続ける]をクリック


※動作モード選択の画面が表示されない場合は 手順12 へ進まず 手順19 へ進む。


12. ゲストネットワーク設定に関してはお好みで

ゲストネットワーク設定
※この画面が表示されない機種もある。


13. 「IPv4 の構成」で[DHCP サーバーを参照]を選択し、[続ける]をクリック


※上流にあるルータ(DHCP)より正常にIPが割り振られているか確認。


14. 設定内容に誤りがないことを確認し、[更新]をクリック

設定内容に誤りがないことを確認し、[更新]をクリック


15. 警告Msgは[続ける]をクリック

警告Msgは[続ける]をクリック


16. 以上でAirMac ルータのブリッジモード設定とWi-Fi 接続設定が完了となる

ただ・・・正しく設定してもエラーになるケースあり!
※エラーにならない場合は以下操作は不要! 手順16 ですべて完了となる。


例えば、「二重NAT」のエラー
※再度ブリッジモードを選択し[続ける]をクリックし、再更新する。


再更新後も改善なき場合は 手順17 以降の方法を試してみる。


以下 手順17 以降の操作は、手順11 で「ブリッジモード」と「DHCP およびNAT を使用して1つの・・・」の動作モード選択の画面が表示されなかった場合と、手順16 で正常に完了できなかった場合の続き手順解説となる。手順1 ~ 手順16 まで無事完了した方には不要な操作となるためご注意を!


手順11 で動作モード選択の画面が表示されない場合、または
手順16 で再更新後もエラーになる場合は、
17. メニューバーの[ベースステーション]をクリックし、[手動設定]をクリック

メニューバーの[ベースステーション]をクリックし、[手動設定]をクリック


18. [インターネット]メニューの[インターネット接続]タブ内で、接続方法を[Ethernet]に選択し、接続共有で[切(ブリッジモード)]を選択し、[更新]をクリック

接続共有で[切(ブリッジモード)]を選択し、[更新]をクリック


19. 警告Msgは[続ける]をクリック

警告Msgは[続ける]をクリック


20. ステータスが緑色になればOK![×]で画面を閉じる。以上でAirMac ルータのブリッジモード設定とWi-Fi 接続設定が完了となる

ステータスが緑色になればOK![×]で画面を閉じる






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