2014/01/16

Windows 8 / 8.1の無線プロファイル削除方法!PCに保存されたワイヤレス設定はここで確認できる!

Windows 8 / 8.1の無線プロファイル


Windows 8、Windows 8.1のPCに保存されたワイヤレスネットワークプロファイルを確認、削除する方法

以前、Windows 8の無線LANプロファイル(ワイヤレスネットワークプロファイル)の管理に関する記事を書いたが、もう少し詳しく載せた方が実用的かなと思い改めて載せてみた。

ここでいう無線LANプロファイルとは、Windows 8の中に保存されている無線LAN接続用の情報のことをいう。

PCは、一度接続したことのある無線LANのSSID(電波の名前)やセキュリティキー(暗号化キー)などの情報をPC内に保存して、次回その無線LANエリア(Wi-Fiエリア)内に入った際に自動的に接続することを可能にしている。(接続経験のある無線LANだけではなく、これから接続する予定の無線LANに対する接続情報を事前に作成し保存しておくことも可能)

これを無線LANプロファイルと呼ぶが、接続先となる無線LANのSSIDや暗号化方式やセキュリティキーなどの接続情報が変更されてしまうと、PC内の保存情報と不一致となり接続ができなくなる。誤った情報が保存されている場合も当然ながら不一致となり接続できない。また、接続不要となった無線LANエリアに対するプロファイルが残ったままだと、ユーザの意思に関係なく自動的に接続されてしまう。こういった場合に 無線LANプロファイル(ワイヤレスネットワークプロファイル)を削除したり等の管理が必要になる。

例えば、最近のルータはプッシュボタンなどで簡単にWi-Fi接続が可能になっているため、ユーザ側としては「SSID」や「セキィリティキー」を知らなくても、PCやゲーム機などの端末を容易にWi-Fi接続できてしまう。(SSIDやセキュリティキーがWi-Fi接続とどう関係するのかを知りたい方はこちらの記事を確認)

そうやってWi-Fi環境を構築した後に、理由あって無線の暗号化方式やセキュリティキーを変更した場合、当然ながら無線親機側とPCに保存されているプロファイル間で接続情報不一致となり無線が繋がらなくなってしまう。そんな場合は古いプロファイルを削除してから作業を行うことですんなりWi-Fi接続が可能となる。

コマンドプロンプトを使わないでプロファイルを管理する方法

前置きが長くて申し訳ないが、Windows 8とWindows 8.1の無線LANプロファイルの管理はややこしい部分が多いので本題に入る前に、もう少し補足。
この記事の本題は「コマンド操作で無線LANプロファイルを管理しよう」ということなのだが、一部条件を満たせばコマンド操作をしなくとも、PCに保存されたプロファイルを確認することができる。その条件は「圏内」ということ。圏内とはどういうことかというと、自宅にいる場合は自宅で使用している電波をPCが拾えているので無線LANプロファイルを確認することは可能だが、外出先(厳密に言えば自宅の無線電波が届かない場所すなわち圏外)にいる場合は、自宅用の無線LANプロファイルを編集することができないということになる。それでさらにややこしいのがこの方法でプロファイルを管理する場合、Windows 8とWindows 8.1で仕様が異なるという点だ。

Windows 8の場合

チャーム上に表示されるPCで検出できている周辺SSID(無線電波)の中から、管理したいプロファイルと一致する電波を見つけ右クリックするだけ。
※Windows 8はこの方法で削除、各情報の確認と変更が可能
GUIで編集

Windows 8.1の場合は上記のようにWi-Fiを右クリックしても何も表示されない!もしWindows 8.1でGUIでプロファイルを確認/編集するならば一度Wi-Fiを接続しなければならない。一体どういうつもりでこんな使えない仕様にしたのか理解に苦しむ。もしどうしてもGUIで操作したい場合はこのサイトを見ながら操作するといいかもしれない。こんなややこしくわかりづらい操作は見切りをつけて「Winodows 8.1の無線LANプロファイル操作はコマンドでする!」と割り切ってしまうことをおすすめする。では以下からやっと本題に入る。

Windows 8、Windows 8.1の無線LANプロファイル管理方法

Windows 8、Windows 8.1ではWindows XP / Vista / 7 までのように保存されている無線LANプロファイルがアイコン化されていないため、コマンドプロンプトを使って確認する。以下画像はコマンドプロンプトを「管理者として実行」しているが、今回紹介するコマンドは通常起動のコマンドプロンプトで構わない。

PCに保存されている無線LANプロファイルをすべて確認する方法

netsh wlan show profiles
※このコマンドはPCに保存されているプロファイルを一覧で表示させるのみとなるが、この後にセキュリティキーの確認やプロファイル削除を予定している場合はここに表示されている情報が必要になるため、まずこのコマンドを実行しておこう!
netsh wlan show profiles

セキュリティキー(暗号化キー)を確認する方法

netsh wlan show profile name="セキュリティキーを確認したいプロファイル名" key=clear
「セキュリティキーを確認したいプロファイル名」の部分には上記コマンド「netsh wlan show profiles」で確認したプロファイル名を一字一句同じように入力する!

※手入力がやり易い場合は手入力で!
netsh wlan show profile name=セキュリティキーを確認したいプロファイル名 key=clear


※コピー&ペーストで入力したい場合は
①「netsh wlan show profile name="」まで一旦入力する。
netsh wlan show profile name=

②コマンドプロンプト上部の枠内で右クリックし、[編集]から[範囲指定]をクリックする。
上部の枠内で右クリックし[編集]から[範囲指定]をクリック

③セキュリティキーを確認したいプロファイル名をドラックして反転させる。(余計な範囲を選択せぬよう注意)
セキュリティキーを確認したいプロファイル名をドラックして反転

④コマンドプロンプト上部の枠内で右クリックし、[編集]から[コピー]をクリックする。
上部の枠内で右クリックし[編集]から[コピー]をクリック

⑤コマンドプロンプトの画面上で右クリックをし、[貼り付け]をクリックする。
右クリックをし[貼り付け]をクリック

⑥貼り付けが完了したら続きのコマンド「" key=clear」を忘れずに入力。
貼り付けが完了したら続きのコマンド「


以下のように「セキュリティキー」を確認することができる
「セキュリティキー」を確認

プロファイルを削除する方法

netsh wlan delete profile name="削除したいプロファイル名"
「削除したいプロファイル名」には上記と同じように手入力、またはコピー&ペーストで削除したいプロファイル名を一字一句同じように入力する!
netsh wlan delete profile name=削除したいプロファイル名

※[Enter]キーで実行した瞬間に即削除されるので注意!
ワイヤレスプロファイルの削除完了

PCはプロファイルとして無線接続情報を記憶しているからこそ、一度接続したことのある無線LANに対して次回からは自動的に接続することが可能となるわけだが、自動的に接続しないようにすることもできる。(自動的に接続しないプロファイルを作成することができるということ)稀なケースだとは思うが以下コマンドを実行することで可能となる。

自動的に無線LANに接続しないようプロファイルを編集する場合

netsh wlan set profileparameter name="該当のプロファイル名" connectionmode=manual
自動的に無線LANに接続しないようプロファイルを編集する

その逆に、上記コマンドで手動接続となった無線LANプロファイルを自動的に接続できるようにするコマンドは以下。
netsh wlan set profileparameter name="該当のプロファイル名" connectionmode=auto
無線LANプロファイルを自動的に接続できるようにするコマンド

ただこの自動接続コマンドを使わなくても設定チャーム上で「自動的に接続する」をONにすることで簡単に自動接続の設定ができるため、このコマンドを使用するケースはほぼないと思われる。
「自動的に接続する」をON

0 件のコメント:

コメントを投稿