2015/03/08

騙されるな!ChromeやIEを開いた時の「Windowsエラーを修復する必要があるかもしれません」っていう偽警告メッセージ

Windowsエラーを修復する必要があるかもしれません

アドウェア・・・詐欺広告・・・不安を煽りクリックを誘発させる手口に気を付けて!

このブログでも以前に、迷惑広告!「PCのパフォーマンスが低下しています」「お使いのパソコンの性能が低下しています」に引っ掛かるな!という内容で取り上げたが、こういった詐欺的な手口に関する質問や相談が後を絶たない。

悪意のあるアドウェアといってもその手口は様々。パソコンスキルや知識のある方からしてみれば、そういったものに引っ掛かることは皆無だが、初心者の方からしてみれば、詐欺広告とWindowsやアプリの更新メッセージの区別がつかず、どれも同じに見えてしまい、ついクリックしてしまうという結果を招いている。

つい先日相談いただいた内容を実例として紹介。

Chromeを起動したら「Windowsエラーを修復する必要があるかもしれません」って表示されたけどどうすればよいか?

「Windowsエラーを修復する必要があるかもしれません」
UNIBLUE 広告

このメッセージ内容を信じ、[はい]をクリックすると以下のような画面に変わる。

Windows PC のクリーンナップと修復、2分間のメンテナンスでこれまで感じてきたイライラや・・・

これが「パソコンが速くなりそう」とか「Facebookの[いいね!]もすごい人数だし信用できそう」と思わせ、最終的には有料版のソフトを購入させようという手口だ。

上記の例では、ブラウザのトッページが書き換わってしまったことが詐欺広告が表示されるようになった原因となる。アドレスバーを見ると「www.trovi.com/?gd=&&ctid=CT3325159&octid=EB_ORIGNAL・・・」となっている。
www.trovi.com/?gd=&&ctid=CT3325159&octid=EB_ORIGNAL・・・

元々は「Google」や「Yahoo! JAPAN」をトッページに設定していたはずが、設定が書き換わってしまったことが原因だ。なのでトッページの設定をし直すことで「Windowsエラーを修復する必要があるかもしれません」は表示されなくなる。

「Google Chromeのトッページを変更する方法」

「Internet Explorerのトッページを変更する方法」

上記はあくまで一例であり、ブラウザのトッページ変更で改善できない症状も多々ある。こんな手口に騙されないよう変な広告はクリックしないようにしよう。以下によく見かける詐欺広告の画像を載せておくので、こんな広告を見かけた場合は要注意だ。
詐欺広告

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