2013/08/02

Microsoft アカウントがわからない!Microsoft アカウントの基礎を知ってWindows 8 を使いこなす



まずはWindows 8 で使用する2種のアカウントについて説明する。

「Microsoft アカウント」

「ローカルアカウント」


まずは、「Microsoft アカウント」について。

Windows 8 用のアカウントという意味ではなく、「Windows Live ID」の新しい名前だと思って構わない。なので、「Microsoft アカウント」は、Microsoftが提供するWebサービスを利用するために必要なメールアドレスとパスワードだと思っていただいて構わない。


HotmailやSkyDriveを利用する際に、メールアドレスとPWでサインインしてから使用することになるが、そのメールアドレスとPWが「Microsoft アカウント」となる。

Windows 8 の場合は、「Microsoft アカウント」でPCにサインインするとクラウドサーバに接続され、他のWindows 8 端末(PC/タブレット/Windows Phone)とデータや設定の同期、共有が可能となる。


分かり易い例としては、

自宅にWindows 8 PC があり、出先で使用するためにWindows 8 タブレットPCもあると仮定する(計2端末)。通勤途中にタブレットPCでネットを見ていたところ、気になるサイトを見つけたので、「お気に入り」に登録。こういったことを繰り返していくと、自宅のWindows 8 PCと、タブレットPCの「お気に入り」に差異が生じてしまう。もし「お気に入り」の内容を揃えようとするならば、手作業だったり、同一のエクスポートファイルをインポートする等の作業が発生してしまう。

ただ自宅のPCも、タブレットPCも、同一の「Microsoft アカウント」でサインインしてしまえば、同期が行われ、「お気に入り」の内容が自動で更新され同じ内容にすることができる。


お気に入りに限らず、壁紙だったり、キーボード設定だったり、Webサイトのサインイン情報だったり、アプリの設定だったりと、個別に同期をする/しないを設定することができる。

また端末間の同期だけでなく、FacebookやTwitterなどのWebサービスとも共有ができる。

端末を複数所持しているユーザや、各種オンラインサービスを多用しているユーザにとっては面倒な作業なく、サブPCをメインPCと同じ状態に持っていくことができたり、オンラインサービスで使用している写真やデータを簡単に共有することが可能になる。


「Microsoft アカウント」として利用するメールアドレスは、既に利用中のメールアドレスでも構わない。Microsoft が提供するフリーメールを仕事やプライベートで利用している場合はそのアドレスをそのままMicrosoft アカウントとして登録すればよい。

※Hotmail アカウント、Outlook.com アカウントなど。
 (@live.jp、@hotmail.co.jp、@outlook.com などのメールアドレス)



Microsoftとは無関係のGmailなどのフリーメールや、ISPや他社から提供されたメールアドレスをMicrosoft アカウントとして登録することも可能である。

ただ、ISPから付与されたメールアドレスをMicrosoft アカウントとして利用する場合は、Windows 8 へのサインインや、SkyDriveの利用は可能だが、Windows 8 の「メール」アプリでの送受信ができない等の制限もある。

※ある設定をすればPOP3のメールサービスを、メールアプリで利用することが可能。
http://nw-knowledge.blogspot.jp/2013/08/40-windows-8.html



「ローカルアカウント」はその名の通り、端末個々で使用するローカルなアカウントなので、同期はできない。今までのOS(XPやVistaや7)で使用していたアカウントと同じものだと思ってもらって構わない。


私の周りだけかもしれないが、何となくWindows 8 を購入した方や、Windows 8 しか売ってなかったから購入したという方の大半はローカルアカウントで利用していることがほとんだ。Windows 8 の機能を最大限生かし、様々なWebサービスを利用していくのであれば、Microsoft アカウントでWindows 8 を利用することをおすすめする。

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