2013/06/02

ルータがあると全然違う!インターネット接続設定の際にまず知っておきたいこと



以下内容を更にわかりやすく解説した記事はこちら

仕事柄、「インターネットに繋がらない」というお困りごとに一番多く遭遇する。

ただその中で、ルータがない環境(ONUという回線終端装置単体、またはVDSL装置単体の環境)の場合には、「インターネットに繋がらない」ではなく、「繋げるのに、繋げることができないだけ」というケースがとにかく多い。


NTTのひかり回線で、インターネットを利用するには、「PPPoE」という接続を利用する。

簡単に言えば、ISPでユーザ認証をして、インターネットを利用するという仕組みになる。


NTTのひかり回線でネットを利用するには、

■ISPのID/PWを使って、「PC」 にインターネットの接続設定をする
■ISPのID/PWを使って、「ルータ」にインターネットの接続設定をする


の2パターンになるのだが、それすらユーザ側には理解されていないため、いざ接続トラブルが発生しても、ユーザ側で何が要因なのか判断するのが非常に難しいこととなっている。

ほとんどのユーザが、訳も分からずNTTから送られてきた設定用のCD-ROMをPC に挿れ、訳も分からず画面上の指示に従い設定を進め、気付いたらネット利用ができているというような状況でなので、PCまたは、ルータに、インターネットへ接続するための設定があることを知らないまま使っている方が多い。

繰り返しになるが、NTTのひかり回線でネットを利用するには、

■ISPのID/PWを使って、「PC」 にインターネットの接続設定をする
■ISPのID/PWを使って、「ルータ」にインターネットの接続設定をする

上記どちらかの設定をまず済ませる必要があるのだが、前者のISPのID/PWを使って、「PC」 にインターネットの接続設定をするを選択するユーザは、文字通り、ルータを持っていないからPCに設定をしなければならないという方々である。

そして、PC に設定をするということは、PC の電源を落とせば、インターネットへの接続は切れ、再度PC の電源を入れなおした際には、繋ぎ直す必要があるということになるのだが、そもそも、「PC にインターネットの設定がしてある」ということすらユーザ側は意識していないので、いろいろな誤解が生じるということになってしまう。

PC の電源を入れて、ブラウザを起動すればインターネットが見れるのは当たり前!と思っているユーザに対し、そうではない環境でインターネットの接続を提供していることこそがトラブルの元になっているケースに非常に多く遭遇する。


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