2015/01/14

フレッツ光のギガスマートを利用している場合は SSID-3 に接続してWi-Fiを利用しよう!

「ギガファミリー・スマートタイプ」「ギガマンション・スマートタイプ」

フレッツ光のギガスマートはSSID-3を使おう!

ギガファミリー・スマートタイプ、ギガマンション・スマートタイプの高速Wi-Fi設定

※今回の記事はフレッツ光のギガファミリー・スマートタイプやギガマンション・スマートタイプを契約した方を対象とした記事となる。似たようなサービスで「ギガライン」というフレッツのサービスもあるが、ギガライン利用者には今回の記事の内容は当てはまらないのでご注意を。

NTT東日本のフレッツ光で提供している「ギガファミリー・スマートタイプ」、「ギガマンション・スマートタイプ」(以下からはギガスマートと略して記載)というサービスを利用している方が増えてきた。

簡単に言うとIEEE802.11acの無線LANで高速Wi-Fiを構築しようというサービスなのだが「ギガスマートを契約したのに全然速くならない!」という相談をよく受けるので、今回の記事を書いてみることにした。

結論から言うと、
ギガスマートの高速Wi-Fiを利用するためには"SSID-3"に接続するのが大前提となる。
その他にもパソコン側が802.11ac対応の無線アダプタを搭載しているなどの条件も必要だが、難しいことは考えず、SSID-3に接続してみよう!

■ SSID-1に接続して回線速度測定した場合。
PR-500MIのSSID-1に接続した状態でフレッツサービス情報サイトから速度測定

■ SSID-3に接続して回線速度測定した場合。
PR-500MIのSSID-3に接続した状態でフレッツサービス情報サイトから速度測定

速度測定に使用したパソコンは802.11ac非対応のパソコンのため、802.11n/aでリンクし、156Mbpsという結果になっている。

ちなみに802.11ac対応のパソコンでSSID-3に接続し、速度測定をした結果は以下。
802.11ac対応のパソコンを使いPR-500MIのSSID-3に接続した状態でフレッツサービス情報サイトから速度測定

「持っているPCが802.11ac非対応なんだよな・・・」とか難しいことは考えず、SSID-3でWi-Fiを利用するようにしよう! 802.11acの無線LANにこだわるのであれば、PC側の無線アダプタの仕様を確認し、どの無線規格に対応しているかを調べたり、802.11ac対応の外付け無線子機を用意したりすることも必要だが、そこまでこだわらないのであればSSID-3に接続することで、そのパソコンが対応している範囲内の最高速の無線規格で繋がるはずだ。

ここまでの内容が今回の記事で紹介したい内容となる。これ以降はギガスマートの概要を簡単に説明したものなので興味のある方だけ一読を。

フレッツ光のギガスマート概要

まずギガスマートを契約すると、NTT製の『PR-500KI』または『PR-500MI』というルータが設置される。
PR-500KI

また、『PR-500KI』や『PR-500MI』に装着するための『SC-40NE「2」』という無線LANカードも提供される。
SC-40NE「2」

★Tips★
『SC-40NE「2」』の無線LANカードを確認するとIEEE802.11b/g/n対応と記載があり、802.11acや5GHz対応の記載がないため、「11ac使えないじゃん」と思い込んでしまうユーザがいる。
SC-40NE「2」外観

ギガスマートの802.11acの無線LAN機能は『PR-500KI』や『PR-500MI』のルータ本体に実装されている機能で『SC-40NE「2」』の機能ではない。ただ『PR-500KI』や『PR-500MI』に内蔵されている802.11acの無線LAN機能を"有効"にするためには、ルータ本体に『SC-40NE「2」』の無線LANカードを挿す必要があるので、この無線LANカードが提供されているという背景がある。(非常にわかりづらくややこしい仕様だ・・・)

『PR-500KI』や『PR-500MI』のルータに『SC-40NE「2」』を装着すると、ルータに内蔵された無線LAN機能が有効になり、計3つのSSIDがパソコンやiPhoneなどのWi-Fi対応デバイスから確認できるようになる。
Windows 7のPCから3つのSSIDを確認

★Tips★
もし、この時点でSSID-1とSSID-2はパソコン上で検出できるが、SSID-3のみ検出できないという場合は、お使いのパソコンが5GHzの無線LAN規格に対応していない可能性がある。その際はパソコンの無線アダプタの設定を変更することで改善される場合と、そうでない場合があるため、一度パソコンのメーカーなどに仕様を確認してみよう。

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