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2014/03/24

Windows Media Player 12 でインターネットラジオを視聴する方法

Windows Media Player 12 でインターネットラジオを視聴

Windows Media Player 12 でインターネットラジオを視聴する方法

先日、PCを初めて購入した知人にセットアップを頼まれ、開梱から初期セットアップ、ネット設定までを行った。その際に「パソコンでラジオが聴きたい。それも初心者の私が操作できるような簡単な方法で!」と言われ、一瞬「・・・」と止まってしまった。

お目当てのラジオ局があるわけではなく、いろんなジャンルの洋楽をたくさん聴きたい という要望だったため、Windows Media Playerでの視聴を薦めてみた。私自身、インターネットラジオを聴く機会はなく、Windows Media Playerも個人的にはまったくと言っていいほど利用していない。Windows Media Playerでインターネットラジオを聴けることは知っていたが、視聴方法は試したことがなかった。やってみたら超簡単でPC初心者の知人もほぼ躓くことなく操作できていたので以下にその手順を紹介する。

Windows Media Guideでストリーミングラジオ放送を聴いてみよう

以下はWindows Media Player 12(対応OS:Windows 7 / 8 / 8.1)での操作となる。

2014/05/14 修正
Windows 8や8.1のWindows Media Player 12でも視聴可能だと認識していたが誤りだったため内容を修正。
正しくは「Windows XPやVistaのWindows Media Player 11、Windows 7のWindows Media Player 12であればインターネットラジオ視聴可能」と載せるべきだった。正確性に欠ける情報を提供して申し訳ございません。Windows 8や8.1ではWindows Media Playerに[Media Guide]ボタンがないためWindows Media Guideのサイトへアクセスして視聴することになる。
http://www.windowsmedia.com/RadioUI/Home.aspx

1. Windows Media Player 12 を起動する

Windows Media Player 12 を起動

2. Windows Media Playerが起動したら画面左下のアイコンの右隣にある▼をクリックし、[Media Guide]をクリック

[Media Guide]をクリック

3. ジャンルを選択し、番組一覧からお好きなものを視聴

番組一覧から視聴可能

この方法では視聴できない番組もあるが、こんな簡単な方法もあるということ知っておいてもいいかもね。

2014/03/23

光LINK PWR-Q200 完全攻略 光ポータブルをブリッジにしてWi-Fi設定を確実に成功させる方法

PWR-Q200 完全攻略 Wi-Fi設定を確実に成功させる方法

PWR-Q200のWi-Fi設定を確実に成功させる方法

PWR-Q200をWi-Fi中継機として利用する場合は設定方法が異なるため以下記事を参照。
『PWR-Q200をWi-Fi中継機として利用する』

NTTのフレッツ光を利用していて、Wi-Fiでインターネットを利用しているユーザで「PWR-Q200」(光ポータブルや光LINKと呼ぶ方もいる)という無線LANルータをNTTからレンタルしている方を非常に多く見かける。このルータは少し扱いづらい機器でどちらかというと玄人向け?の仕様になっているのだが、「PCを初めて買った」「無線LANって何?」というビギナー相手にもお構いなく大量に貸し出しをしているようで、設定に戸惑っている方や、扱い方がよくわからないまま利用している方を非常に多く見かける。

外観や機能は同じだが機種名が「PWR-N200」という光ポータブルをレンタルしている方は以下の記事を確認。
『PWR-N200のPPPoE設定とWi-Fi設定を成功させる方法』
『PWR-N200のブリッジモード設定とWi-Fi設定を成功させる方法』

そこで今回はこの「PWR-Q200」というルータで宅内をWi-Fi化するための成功術と注意するべきポイントをこと細かく解説していこうと思う。

このPWR-Q200はSIMカードを挿して3G回線へ接続したり、NTTが提供する公衆無線LANへ接続する機能も持っている。ただ今回の記事は「自宅のWi-Fi設定」にのみ焦点をあてて解説する。宅内で利用するための設定をすべて終えてから3Gや公衆無線LANの設定を後から追加することができるので、まずは宅内のWi-Fi設定を完璧にしておこう。

まずPWR-Q200を「PPPoEルータ」として使うのか、「無線LANアクセスポイント(ブリッジモード)」として使うのかを自宅の環境に合わせて見極める必要がある

PWR-Q200を「PPPoEルータ」として利用するパターン
ONUやVDSLモデムとPWR-Q200を配線する環境(NTTのひかり電話サービスを契約していない環境)など、宅内に設置されている機器で「ルータ機能」を持っているものがPWR-Q200のみしかない場合。
PWR-Q200を「PPPoEルータ」として利用するパターン


PWR-Q200をブリッジモード(アクセスポイントモード)として利用するパターン
ひかり電話対応ルータとPWR-Q200を配線する環境(NTTのひかり電話サービスを契約している環境)など、既に宅内にブロードバンドルータが設置されていて、そのルータにPPPoE設定がされている場合。
PWR-Q200をブリッジモード(アクセスポイントモード)として利用するパターン

まずはここを正確に見極め、自宅はどちらのパターンで設定するべきかを知らなければならない。これはPWR-Q200に限った話ではなく、無線LANルータを自宅に導入する際にまず必要な判断となる。「PWR-Q200をルータとして利用するべきか」、「ルータ機能を無効にしてWi-Fi機能のみで利用するべきか」の選択を間違わないようにしよう。

「まだよくわからん・・・」という方はこちらの記事を読んでもらえれば、どんなケースでブリッジモードを利用すればいいのかがわかるはず!?

PWR-Q200 Wi-Fi設定時のポイントまとめ

PWR-Q200を「ブリッジモード」として利用する場合

『PWR-Q200を PPPoEルータ として利用する場合』はこちらをクリック。

解説を始める前に・・・
PWR-Q200本体側面にある「3G / AUTO / Wi-Fi」の切替スイッチの位置を「どこにすればいいの?」と気にしているユーザが非常に多いがこのスイッチの位置は宅内Wi-FiでPWR-Q200を利用する際にはまったく関係のないものとなる。PWR-Q200本体をクレードル(台座)に装着していない状態(WAN側の接続をワイヤレスにする状態)、いわゆる3G回線や公衆のWi-Fiスポットに接続する際に必要なスイッチのため、自宅内でクレードルに乗せて使用する場合はどこの位置でも問題ない。(とりあえず「AUTO」の位置にして宅内Wi-Fiの設定を始めよう)
「3G / AUTO / Wi-Fi」の切替スイッチ

1. PWR-Q200の初期化

手順1:まずはPWR-Q200を必ず「初期化」

「何で?」という方も多いと思うが、説明すると長くなるので何も考えず初期化をしよう!少しでも自分自身で設定を試した方は必ず初期化を実施。これをするかしないかで成功率がグンと変わってくる。
PWR-Q200を必ず「初期化」

液晶画面に表示された「初期中」のMsgが、「Now Loading」に変われば、初期化完了となる。

2. 次にPWR-Q200とPC間を無線LAN(Wi-Fi)で接続

手順2:PWR-Q200とPCのWi-Fi接続を終わらせる

まずはPWR-Q200とPC間を無線LAN(Wi-Fi)で接続

2-1. PWR-Q200の本体裏面カバーを外し「SSID1」と「Key1」を確認(メモに取る)

PWR-Q200の本体カバーを外し「SSID1」と「Key1」を確認


2-2. PWR-Q200の「SSID1」を使ってPCとWi-Fi接続

PWR-Q200とPC 間の、無線接続については以下を参照
Windows XP の場合
Windows Vista、Windows 7 の場合
Windows 8 / 8.1 の場合
Mac OS 10.5 / 10.6 / 10.7 / 10.8 / 10.9 の場合


2-3. ワイヤレスネットワーク接続のIPv4アドレスが「192.168.11.●」デフォルトゲートウェイが「192.168.11.1」になっていれば接続成功

Windows 8 / 8.1 の場合はWi-Fiアイコンから確認。
IPv4アドレスが「192.168.11.●」デフォルトゲートウェイが「192.168.11.1」になっていれば接続成功


ちなみに・・・
Windows 7 以降のPCでPWR-Q200のSSID1をクリックした際に、以下のような画像が表示された場合はWPSでの接続が可能だ。key1を手入力するのではなく、PWR-Q200本体上部にある[SET]ボタンを5秒近く長押ししてみよう。それだけでPWR-Q200とPC間の無線接続が完了となる。
WPS接続


【無線接続がうまくいかない場合・・・】

[症状Ⅰ]
無線は接続できたけどワイヤレス側のIPアドレスが「169.254.~」の値になってしまう!

[対処法]
もう一度PWR-Q200を初期化してみる。

[症状Ⅱ]
クレードル(台座)にPWR-Q200本体を乗せると無線電波(SSID1)が飛ばない!

[対処法]
もう一度PWR-Q200を初期化してみる。

[症状Ⅲ]
① 近隣の電波はキャッチできているのにPWR-Q200のSSID1だけキャッチできない!
② PWR-Q200のSSID1をキャッチしてKey1を入力するも「接続できません」となる!

[対処法]
①、②のどちらの場合でもまずはQ200の設定画面にログインして無線の使用チャネルを変更してみる。
無線接続不可の状況でPWR-Q200にログインするには、以下の図のように配線を一時的に変更すれば可能だ。
有線LANでPWR-Q200の設定画面にログイン
ログインできたら無線のチャネルを変更してみよう!
無線の使用CHを変更

②のケースで使用チャネルを変更しても改善ない場合は『SSID2』の MACアドレスフィルタリングSSID2の隠蔽「使用しない」に設定変更し、WEP128bit の弱い暗号化方式で接続してみよう。接続できた場合は、「お使いのPCが WPA2 という認証方式だと繋がらない」という可能性が高い。ただWEPの暗号化は脆弱でそのまま利用するにはセキュリティ面でリスクがあるため、WPAの認証方式(できればWPAのAES、AESが不可ならTKIP)で接続することはできないかを必ず確認し、より安全な暗号化で無線を接続するようにしよう。
PWR-Q200のSSID2を有効にする場合

3. 無線接続(Wi-Fi接続)が完了したら配線を完璧にする

手順3:光回線側との配線作業

ここで重要なのはクレードル(台座)の LINK/ACTランプ だ。PWR-Q200本体にはLANポートがないので、上流ルータとの配線はクレードルを利用しなければならない。クレードルのLINK/ACTランプは「PWR-Q200のWAN側にある機器とのリンクアップ」を示しており、例え正しく配線し、クレードルにPWR-Q200本体がキチンと装着されていても、このランプが消えていると絶対にインターネットに接続することはできない。またクレードルのポート切替スイッチの位置は必ず「Internet」になっていなければならない。
正しい配線

【正しく配線してもLINK/ACTが点かない場合・・・】
PWR-Q200本体を一度持ち上げ(クレードルから外し)、数秒後に再度装着する。ほとんどのケースがこれで改善するが、もし直らない場合はPWR-Q200本体をクレードルに装着したままの状態で、PWR-Q200本体の電源ボタンを長押しし、一度電源を切る。そしてクレードルに装着したままの状態で再度電源を入れてみよう。これでも改善しない場合は、上流ルータと正しく配線されていないか、LANケーブル自体が断線している可能性も考えられる。

4. PWR-Q200をブリッジモード(アクセスポイントモード)にする

手順4:PWR-Q200にログインしてブリッジで動作させる

かんたん設定というウィザードは使用せずに設定しよう!

4-1. PWR-Q200の設定画面にログイン

ブラウザを起動しアドレスバーに「192.168.11.1」を入力しEnter!
PWR-Q200の設定画面にログイン

4-2. [WAN設定]から[有線LAN]を選択し、接続方式で「ブリッジ(DHCP)」を選択し[設定]をクリック

「ブリッジ(DHCP)」を必ず選択!間違って「ブリッジ」を選択しないように!
[WAN設定]から[有線LAN]を選択し、接続方式で「ブリッジ(DHCP)」を選択し[設定]をクリック

注意点
当然だが「ブリッジ(DHCP)」を選択後、[設定]ボタンをクリックして設定を確定させることを忘れないように!また、少し知識のある方だとPWR-Q200をブリッジモードにしたからクレードルのポート切替スイッチは「LAN」にしておいても構わないだろう・・・と考えてしまうかもしれないが、PWR-Q200はブリッジモードであろうとルータモードあろうとポート切替スイッチは必ず「Internet」にしておかなければならない。「ブリッジモードにしてHUB化したから切替スイッチはLANにしておこう」と気を利かせたつもりが逆にトラブルを招いてしまうので注意していただきたい。

正常にブリッジで動作できているか確認するには
PWR-Q200本体上部に並んでいる[SET]ボタン、[電源]ボタンのいずれかを軽くポンッと押してみよう。どちらのボタンでも構わないが長押しは厳禁。長押しすると別の動作が走ってしまうの注意。軽くボタンを押すと本体の液晶画面の日付の下にPWR-Q200の現在のIPアドレスが表示される(表示されない場合はもう一度ポンッと軽く押してみよう)。このIPアドレスが「192.168.1.2以降」の値になっていれば無事にブリッジモードで動作していることになる。(この確認作業は本体をクレードルに乗せた状態行うこと)

「192.168.1.2以降」という値はPWR-Q200のWAN側に設置されている機器がNTTのひかり電話対応ルータである場合を例とした値になる。それ以外のルータだった場合は 192.168.1 の「1」の部分が違う値になる場合がある。よくわからん・・・という方は[SET]ボタンや[電源]ボタンをポンッと押した際に液晶に表示されるIPアドレスが「192.168.11.1」「192.168.0.1」以外の 192.168 から始まる値になっていればブリッジモード設定成功!と思っていただいて構わない。
WAN側のDHCPから割り当てられたIPアドレスが表示されればOK

5. ブラウザを新たに起動してインターネットに接続できるか確認しよう!

手順5:Webサイトが閲覧できるか確認

手順4 までの作業を終えたら、開いている画面はすべて[×]ボタンで閉じてインターネットに接続できるか再度ブラウザを起動してみよう。Webサイトが閲覧できれば、PWR-Q200をブリッジモードで動作させたWi-Fiインターネット環境が正しく構築できたことになる。これで設定完了!

【Webサイトが閲覧できない場合・・・】
今一度、クレードルのLINK/ACTランプを確認しよう。手順3 の時点では点灯していても、その後の作業途中でPWR-Q200本体とクレードルの装着が甘くなってしまったり、作業中の振動や衝撃でLINK/ACTが消灯してしまうケースがある。もし消灯していた場合は、PWR-Q200本体を一度クレードルから外し、再度装着し直してみよう。装着数秒後にLINK/ACTランプが点灯または点滅し、その数秒後に本体液晶に「有線LANマーク」(品マーク)が表示されたらWebサイトが閲覧できるはずだ。
正しい配線

有線LANマークとは・・・
PWR-Q200のマニュアルを確認すると「設定が成功すると本体液晶画面に有線LANマークが表示される!」としつこく載っているのだが、この有線LANマークは何を意味するものなのか?を理解しておくとPWR-Q200がより正確に扱えるようになる。
有線LANマーク

この有線LANマークは・・・少し難しい言葉で言うと「PWR-Q200のWAN側にIPアドレスが割り振られた場合に点灯する」というランプだ。今回の記事を例にすれば 手順3 の作業で正しく配線をするとひかり電話対応ルータからプライベートIPアドレスがPWR-Q200のWAN側に割り振られ、有線LANマークが点灯する。ただPWR-Q200のWAN側に設置された機器がルータではなくONUやVDSLモデムなどのルータ機能なしの終端装置だった場合は、配線しただけではPWR-Q200にIPアドレスが割り振られることはないため、PWR-Q200にグローバルIPアドレスが割り振られるまで有線LANマークは点灯しない。
有線LANマーク点灯が示す意味は環境により異なる
例外として、WAN側にある機器がルータ機能なしの機器であっても、NTTのひかり電話契約を結んでいる場合は配線しただけで有線LANマークは点灯してしまう。

「よくわからん」という方はそこまで気にしなくともいいが、ある程度理解できる方は、自宅にあるPWR-Q200の有線LANマークは「インターネット接続が成功している」ことを示すことができる配線環境なのか、それができない配線環境なのかを知っておいた方がよい。今回解説したPWR-Q200をブリッジモードで動作させる配線環境の場合は、有線LANマーク点灯からインターネット接続可否を読み取ることはできない。もしPWR-Q200をブリッジモードにしている環境で「突然ネットに接続できなくなった」という接続トラブルが起きた場合、有線LANマークが消灯していたら「ひかり電話ルータとPWR-Q200の通信がうまくできていない」ということになり、有線LANマークが点灯しているのにネットに接続できない!という場合は「配線に問題はないがPWR-Q200とPC間のWi-Fi接続やPC自体に問題がある可能性が高い」という予測が立てられる。

ちなみに・・・
「PWR-Q200-OP」というPWR-Q200本体のクレードル(台座)にもなりつつ、無線LANルータにもなる機器がオプション品として別途レンタルされている。
PWR-Q200-OP

この機器をレンタルしている場合は、今回の記事で紹介したPWR-Q200の設定は不要となる。PWR-Q200-OP(オプションクレードル)をブリッジモードにし、宅内のWi-FiはPWR-Q200-OPを無線親機として利用することになるからだ。おそらくPWR-Q200を外出先に持ち出してしまうと宅内のWi-Fiが機能しなくなってしまうために、クレードル自体にルータ機能を搭載させたというのが背景だと思われるが、実際のところ 3G も 公衆無線LAN も利用しないユーザに対してもPWR-Q200-OPを貸し出ししており、PWR-Q200がただの置物化している方を時折見かける。PWR-Q200にはLANポートがないため、TVや有線LAN専用のPCなどをネットに繋ぐことを理由にPWR-Q200-OPを貸し出しているケースがほとんどだが、たかがLANポートひとつを確保するために毎月レンタル料を払ってPWR-Q200-OPを借りていくことは私なら絶対にしない。PWR-Q200がただの置物となっていてPWR-Q200-OPの上にただ乗せてあるだけの方は、もっと高性能な無線LANルータを購入して利用した方がよいのではないだろうか。

おすすめの無線LANルータをこちらの記事で一部紹介しているので気になる方は確認を。

またこちらのページにPWR-Q200以外の各種無線LANルータの接続設定方法やWi-Fi接続がうまくできない場合の見るべきポイントなども掲載しているのでお困りの方は確認してみてほしい。

2014/03/22

光LINK PWR-Q200 完全攻略 Wi-Fi設定を確実に成功させる方法(光ポータブル PPPoE設定編)

PWR-Q200 完全攻略 Wi-Fi設定を確実に成功させる方法

PWR-Q200のWi-Fi設定を確実に成功させる方法

PWR-Q200をWi-Fi中継機として利用する場合は設定方法が異なるため以下記事を参照。
『PWR-Q200をWi-Fi中継機として利用する』

NTTのフレッツ光を利用していて、Wi-Fiでインターネットを利用しているユーザで「PWR-Q200」(光ポータブルや光LINKと呼ぶ方もいる)という無線LANルータをNTTからレンタルしている方を非常に多く見かける。このルータは少し扱いづらい機器でどちらかというと玄人向け?の仕様になっているのだが、「PCを初めて買った」「無線LANって何?」というビギナー相手にもお構いなく大量に貸し出しをしているようで、設定に戸惑っている方や、扱い方がよくわからないまま利用している方を非常に多く見かける。

外観や機能は同じだが機種名が「PWR-N200」という光ポータブルをレンタルしている方は以下の記事を確認。
『PWR-N200のPPPoE設定とWi-Fi設定を成功させる方法』
『PWR-N200のブリッジモード設定とWi-Fi設定を成功させる方法』

そこで今回はこの「PWR-Q200」というルータで宅内をWi-Fi化するための成功術と注意するべきポイントをこと細かく解説していこうと思う。

このPWR-Q200はSIMカードを挿して3G回線へ接続したり、NTTが提供する公衆無線LANへ接続する機能も持っている。ただ今回の記事は「自宅のWi-Fi設定」にのみ焦点をあてて解説する。宅内で利用するための設定をすべて終えてから3Gや公衆無線LANの設定を後から追加することができるので、まずは宅内のWi-Fi設定を完璧にしておこう。

まずPWR-Q200を「PPPoEルータ」として使うのか、「無線LANアクセスポイント(ブリッジモード)」として使うのかを自宅の環境に合わせて見極める必要がある

PWR-Q200を「PPPoEルータ」として利用するパターン
ONUやVDSLモデムとPWR-Q200を配線する環境(NTTのひかり電話サービスを契約していない環境)など、宅内に設置されている機器で「ルータ機能」を持っているものがPWR-Q200のみしかない場合。
PWR-Q200を「PPPoEルータ」として利用するパターン


PWR-Q200をブリッジモード(アクセスポイントモード)として利用するパターン
ひかり電話対応ルータとPWR-Q200を配線する環境(NTTのひかり電話サービスを契約している環境)など、既に宅内にブロードバンドルータが設置されていて、そのルータにPPPoE設定がされている場合。
PWR-Q200をブリッジモード(アクセスポイントモード)として利用するパターン

まずはここを正確に見極め、自宅はどちらのパターンで設定するべきかを知らなければならない。これはPWR-Q200に限った話ではなく、無線LANルータを自宅に導入する際にまず必要な判断となる。「PWR-Q200をルータとして利用するべきか」、「ルータ機能を無効にしてWi-Fi機能のみで利用するべきか」の選択を間違わないようにしよう。

「まだよくわからん・・・」という方はこちらの記事を読んでもらえれば、どんなケースでブリッジモードを利用すればいいのかがわかるはず!?

PWR-Q200 Wi-Fi設定時のポイントまとめ

PWR-Q200を「PPPoEルータ」として利用する場合

『PWR-Q200をブリッジモード(アクセスポイントモード)として利用する場合』はこちらをクリック。

解説を始める前に・・・
PWR-Q200本体側面にある「3G / AUTO / Wi-Fi」の切替スイッチの位置を「どこにすればいいの?」と気にしているユーザが非常に多いがこのスイッチの位置は宅内Wi-FiでPWR-Q200を利用する際にはまったく関係のないものとなる。PWR-Q200本体をクレードル(台座)に装着していない状態(WAN側の接続をワイヤレスにする状態)、いわゆる3G回線や公衆のWi-Fiスポットに接続する際に必要なスイッチのため、自宅内でクレードルに乗せて使用する場合はどこの位置でも問題ない。(とりあえず「AUTO」の位置にして宅内Wi-Fiの設定を始めよう)
「3G / AUTO / Wi-Fi」の切替スイッチ

1. PWR-Q200の初期化

手順1:まずはPWR-Q200を必ず「初期化」

「何で?」という方も多いと思うが、説明すると長くなるので何も考えず初期化をしよう!少しでも自分自身で設定を試した方は必ず初期化を実施。これをするかしないかで成功率がグンと変わってくる。
PWR-Q200を必ず「初期化」

液晶画面に表示された「初期中」のMsgが、「Now Loading」に変われば、初期化完了となる。

2. 次にPWR-Q200とPC間を無線LAN(Wi-Fi)で接続

手順2:PWR-Q200とPCのWi-Fi接続を終わらせる

まずはPWR-Q200とPC間を無線LAN(Wi-Fi)で接続

2-1. PWR-Q200の本体裏面カバーを外し「SSID1」と「Key1」を確認(メモに取る)

PWR-Q200の本体カバーを外し「SSID1」と「Key1」を確認


2-2. PWR-Q200の「SSID1」を使ってPCとWi-Fi接続

PWR-Q200とPC 間の、無線接続については以下を参照
Windows XP の場合
Windows Vista、Windows 7 の場合
Windows 8 / 8.1 の場合
Mac OS 10.5 / 10.6 / 10.7 / 10.8 / 10.9 の場合


2-3. ワイヤレスネットワーク接続のIPv4アドレスが「192.168.11.●」デフォルトゲートウェイが「192.168.11.1」になっていれば接続成功

Windows 8 / 8.1 の場合はWi-Fiアイコンから確認。
IPv4アドレスが「192.168.11.●」デフォルトゲートウェイが「192.168.11.1」になっていれば接続成功


ちなみに・・・
Windows 7 以降のPCでPWR-Q200のSSID1をクリックした際に、以下のような画像が表示された場合はWPSでの接続が可能だ。key1を手入力するのではなく、PWR-Q200本体上部にある[SET]ボタンを5秒近く長押ししてみよう。それだけでPWR-Q200とPC間の無線接続が完了となる。
WPS接続


【無線接続がうまくいかない場合・・・】

[症状Ⅰ]
無線は接続できたけどワイヤレス側のIPアドレスが「169.254.~」の値になってしまう!

[対処法]
もう一度PWR-Q200を初期化してみる。

[症状Ⅱ]
クレードル(台座)にPWR-Q200本体を乗せると無線電波(SSID1)が飛ばない!

[対処法]
もう一度PWR-Q200を初期化してみる。

[症状Ⅲ]
① 近隣の電波はキャッチできているのにPWR-Q200のSSID1だけキャッチできない!
② PWR-Q200のSSID1をキャッチしてKey1を入力するも「接続できません」となる!

[対処法]
①、②のどちらの場合でもまずはQ200の設定画面にログインして無線の使用チャネルを変更してみる。
無線接続不可の状況でPWR-Q200にログインするには、以下の図のように配線を一時的に変更すれば可能だ。
有線LANでPWR-Q200の設定画面にログイン
ログインできたら無線のチャネルを変更してみよう!
無線の使用CHを変更

②のケースで使用チャネルを変更しても改善ない場合は『SSID2』の MACアドレスフィルタリングSSID2の隠蔽「使用しない」に設定変更し、WEP128bit の弱い暗号化方式で接続してみよう。接続できた場合は、「お使いのPCが WPA2 という認証方式だと繋がらない」という可能性が高い。ただWEPの暗号化は脆弱でそのまま利用するにはセキュリティ面でリスクがあるため、WPAの認証方式(できればWPAのAES、AESが不可ならTKIP)で接続することはできないかを必ず確認し、より安全な暗号化で無線を接続するようにしよう。
PWR-Q200のSSID2を有効にする場合

3. 無線接続(Wi-Fi接続)が完了したら配線を完璧にする

手順3:光回線側との配線作業

ここで重要なのはクレードル(台座)の LINK/ACTランプ だ。PWR-Q200本体にはLANポートがないので、回線終端装置との配線はクレードルを利用しなければならない。クレードルのLINK/ACTランプは「PWR-Q200のWAN側にある機器とのリンクアップ」を示しており、例え正しく配線し、クレードルにPWR-Q200本体がキチンと装着されていても、このランプが消えていると絶対にインターネットに接続することはできない。またクレードルのポート切替スイッチの位置は必ず「Internet」になっていなければならない。
正しい配線

【正しく配線してもLINK/ACTが点かない場合・・・】
PWR-Q200本体を一度持ち上げ(クレードルから外し)、数秒後に再度装着する。ほとんどのケースがこれで改善するが、もし直らない場合はPWR-Q200本体をクレードルに装着したままの状態で、PWR-Q200本体の電源ボタンを長押しし、一度電源を切る。そしてクレードルに装着したままの状態で再度電源を入れてみよう。これでも改善しない場合は、回線終端装置と正しく配線されていないか、LANケーブル自体が断線している可能性も考えられる。

4. PWR-Q200にPPPoE設定(インターネット接続設定)を行う

手順4:PWR-Q200にログインしてPPPoE設定

かんたん設定というウィザードは使用せずに設定しよう!

4-1. PWR-Q200の設定画面にログイン

ブラウザを起動しアドレスバーに「192.168.11.1」を入力しEnter!
PWR-Q200の設定画面にログイン

4-2. [WAN設定]から[有線LAN]を選択し、接続方式で「PPPoEルータ」を選択し[設定]をクリックしてから[編集]をクリック

「PPPoEルータ」選択後、必ず画面下の[設定]をクリックしてから[編集]をクリック!!
[WAN設定]から[有線LAN]を選択し、接続方式で「PPPoEルータ」を選択し[設定]をクリックしてから[編集]をクリック

4-3. PPPoE設定(ISPの接続用IDとPWを入力し画面下の[設定]をクリック)

この画面で入力するのは「ユーザー名」と「パスワード」の2箇所のみ!ISPから付与されたPPPoE接続用のIDを「ユーザー名」の欄に @を含めたフルドメイン形式(******@***.co.jp など)で一字一句正確に入力し、ISPから付与されたPPPoE接続用のPWを「パスワード」欄に一字一句正確に入力する。
ISPの接続用IDとPWを入力し画面下の[設定]をクリック

5. ブラウザを新たに起動してインターネットに接続できるか確認しよう!

手順5:Webサイトが閲覧できるか確認

手順4 までの作業を終えたら、開いている画面はすべて[×]ボタンで閉じてインターネットに接続できるか再度ブラウザを起動してみよう。Webサイトが閲覧できれば、PWR-Q200にインターネット接続設定をしWi-Fiでインターネットを利用する環境が正しく構築できたことになる。これで設定完了!

【Webサイトが閲覧できない場合・・・】
今一度、クレードルのLINK/ACTランプを確認しよう。手順3 の時点では点灯していても、その後の作業途中でPWR-Q200本体とクレードルの装着が甘くなってしまったり、作業中の振動や衝撃でLINK/ACTが消灯してしまうケースがある。もし消灯していた場合は、PWR-Q200本体を一度クレードルから外し、再度装着し直してみよう。装着数秒後にLINK/ACTランプが点灯または点滅し、その数秒後に本体液晶に「有線LANマーク」(品マーク)が表示されたらWebサイトが閲覧できるはずだ。
正しい配線

有線LANマークとは・・・
PWR-Q200のマニュアルを確認すると「設定が成功すると本体液晶画面に有線LANマークが表示される!」としつこく載っているのだが、この有線LANマークは何を意味するものなのか?を理解しておくとPWR-Q200がより正確に扱えるようになる。
有線LANマーク

この有線LANマークは・・・少し難しい言葉で言うと「PWR-Q200のWAN側にIPアドレスが割り振られた場合に点灯する」というランプだ。今回の記事を例にすれば 手順4 のPPPoE設定が成功するとISPからグローバルIPアドレスがPWR-Q200のWAN側に割り振られるため、有線LANマークの点灯は「PPPoE設定成功」(インターネット接続成功)を意味するのだが、PWR-Q200のWAN側に設置された機器がONUやVDSLモデムなどのルータ機能がない終端装置ではなく、ひかり電話対応ルータなどのDHCP機能を持ったルータが設置されている場合は、配線しただけでひかり電話対応ルータからPWR-Q200のWAN側へプライベートIPが割り振られてしまうため、この時点で有線LANマークが点灯する。
有線LANマーク点灯が示す意味は環境により異なる
例外として、WAN側にある機器がルータ機能なしの機器であっても、NTTのひかり電話契約を結んでいる場合は配線しただけで有線LANマークは点灯してしまう。

「よくわからん」という方はそこまで気にしなくともいいが、ある程度理解できる方は、自宅にあるPWR-Q200の有線LANマークは「PWR-Q200に設定したPPPoE設定が問題なく成功している」ことを示すことができる配線環境なのか、それができない配線環境なのかを知っておいた方がよい。前者の 有線LANマーク点灯=インターネット接続成功 という配線環境の場合で「突然ネットに接続できなくなった」というトラブルが起きた場合は、有線LANマークが点灯しているか消灯しているかで問題の切り分けがし易くなる。

「(*゚Д゚)困!! ネット不可」だけど「有線LANマーク点灯」というケースでは、
PWR-Q200とPC間の無線接続(Wi-Fi)が切れている可能性が高い。(有線LANマーク点灯のためPWR-Q200の設定に原因がある可能性は少ない)

逆に「(*゚Д゚)困!! ネット不可」で「有線LANマークも消灯」というケースでは、
PWR-Q200のPPPoE設定がうまく接続できていない可能性が高いので、クレードルのLINK/ACTランプが消えていないか?、クレードルのポート切替スイッチは「Internet」の位置になっているか?などの確認からすればよい。(有線LANマーク消灯のためPWR-Q200の設定や配線を見直すことが最優先)

ちなみに・・・
「PWR-Q200-OP」というPWR-Q200本体のクレードル(台座)にもなりつつ、無線LANルータにもなる機器がオプション品として別途レンタルされている。
PWR-Q200-OP

この機器をレンタルしている場合は、今回の記事で紹介しPWR-Q200の設定は不要となる。PWR-Q200-OP(オプションクレードル)にPPPoE設定をし、宅内のWi-FiはPWR-Q200-OPを無線親機として利用することになるからだ。おそらくPWR-Q200を外出先に持ち出してしまうと宅内のWi-Fiが機能しなくなってしまうために、クレードル自体にルータ機能を搭載させたというのが背景だと思われるが、実際のところ 3G も 公衆無線LAN も利用しないユーザに対してもPWR-Q200-OPを貸し出ししており、PWR-Q200がただの置物化している方を時折見かける。PWR-Q200にはLANポートがないため、TVや有線LAN専用のPCなどをネットに繋ぐことを理由にPWR-Q200-OPを貸し出しているケースがほとんどだが、たかがLANポートひとつを確保するために毎月レンタル料を払ってPWR-Q200-OPを借りていくことは私なら絶対にしない。PWR-Q200がただの置物となっていてPWR-Q200-OPの上にただ乗せてあるだけの方は、もっと高性能な無線LANルータを購入して利用した方がよいのではないだろうか。

おすすめの無線LANルータをこちらの記事で一部紹介しているので気になる方は確認を。

またこちらのページにPWR-Q200以外の各種無線LANルータの接続設定方法やWi-Fi接続がうまくできない場合の見るべきポイントなども掲載しているのでお困りの方は確認してみてほしい。

2014/03/15

既にインターネットには接続できているのに何故かブラウザを起動してもWebサイトが表示されない場合は?

ネットには接続できているのに何故かブラウザを起動してもWebサイトが表示されない

インターネット接続(PPPoE接続)が確立しているのにWebサイトが閲覧できない

以下のような症状の場合に参考にしていただきたい。

宅内にブロードバンドルータがない場合
広帯域接続(ブロードバンド接続)が接続状態にあるのにWebサイトが閲覧できない!
広帯域接続(ブロードバンド接続)が接続状態にあるのにWebサイトが閲覧できない!

宅内にブロードバンドルータがある場合
■ルータ内のPPPoE設定は接続状態になっている(グローバルIPアドレス取得済)
■PCのIPアドレスとデフォルトゲートウェイは正常(ルータにログイン可能)
上記2点の条件を満たしているのにWebサイトが閲覧できない
ルータ内のPPPoE設定は接続状態、PCのIPアドレスとデフォルトゲートウェイは正常なのにWebサイトが閲覧できない

「よくわからない・・・」という方は『突然インターネットに繋がらなくなった場合の対処方法』で急なネット不可時に確認するべきことを紹介しているので、 まずはそちらの記事を参照してみてほしい。確認した結果「どこにも問題が見当たらない」「既にインターネットには接続できているのに何故かブラウザを起動してもWebサイトが表示されない」というケースに該当したら、今回の記事が役に立つかもしれない。

pingコマンドで接続確認をする

以下は「既にインターネットには接続できているのに何故かブラウザを起動してもWebサイトが表示されない」という症状の場合に有効な切り分け方法となる。

問題を切り分けて原因を特定しよう

以下はWindows 7での操作例だがWindows Vista / 8 / 8.1 でも同様の操作となる。

1. コマンドプロンプトを起動する

キーボードの[Windows]キー と [R]キー を同時に押し、表示されたファイル名を指定して実行ダイアログに「cmd」と入力し[OK]をクリック。
コマンドプロンプトを起動

2. Web上のホストに対して「ホスト名」と「IPアドレス」でそれぞれ ping を送る

今回は例として Google を宛先にし「ホスト名:www.google.co.jp」と「IPアドレス:173.194.117.151」で ping を実行。
「ホスト名」と「IPアドレス」でそれぞれ ping を送る

【注意】
宛先は Google(www.google.co.jp) や Yahoo(www.yahoo.co.jp) など、よく自分がアクセスするところで構わないが、@nifty(www.nifty.com) などの一部のWWWサーバではpingに応答を返さないよう制限されているためniftyのサーバなどは宛先には指定できない。

3. 手順2 の操作が完了したら「ホスト名でpingを送信した結果」と「IPアドレスでpingを送信した結果」を確認する

ping 送信結果をそれぞれ確認

送信結果を元に改善を図ろう

送信結果が正常なのか、エラーなのかの判断は以下を参照。

OK 正常(通信可能)
ping正常

NG 異常(通信不可)
pingエラー

「ホスト名でpingを送信した結果」と「IPアドレスでpingを送信した結果」の組合せが以下のどれに該当するか確認しよう。

ケース ①

ping ホスト名(ping www.google.co.jp)NG
ホスト名でのpingはエラー
ping IPアドレス(ping 173.194.117.151)OK
IPアドレスでのpingは正常
このケースに該当する場合は、

■ まず機器(ルータ)の電源を一度落として再度入れ直してみよう。この作業の意味がわかる方はすべての機器の電源をOFF/ONしなくとも構わないが、よくわからないという方は宅内にあるすべての機器を再起動(電源OFF/ON)してみよう。
機器リブート


それでも改善ない場合は、以下の作業を試してみよう。

■ コマンドプロンプトを起動して「ipconfig /flushdns」コマンドの実行。
ipconfig /flushdns

■ 「DNS Client」サービスの再起動。
「DNS Client」サービスの再起動


それでも改善ない場合は、以下の作業を試してみよう。

■ DNS サーバアドレスを固定する。
ルータがある場合はルータのメインセッションにDNSアドレスを固定、ルータがない場合はPC自体に固定してみる。

「契約ISPのDNSサーバアドレス情報がわからない」「どんな値で固定すればいいのかわからない」とい場合は、Googleが公開している Google Public DNS「8.8.8.8」に固定してみるのもよい。ルータであろうとPCであろうととりあえずプライマリDNSに 8.8.8.8 を固定してみよう。(セカンダリDNSを入力しなければいけない場合は 8.8.4.4 を入力)

ケース ②

ping ホスト名(ping www.google.co.jp)OK
ホスト名でのpingは正常
ping IPアドレス(ping 173.194.117.151)OK
IPアドレスでのpingは正常
このケースに該当する場合は、

■ ブラウザの問題を疑ってみよう。
Intenet Explorer アドオンなしでの閲覧確認、Google Chromeなど別ブラウザでの閲覧確認をしてみよう。

『Internet Explorer アドオンなし でトラブル時の問題切り分けをする方法』

『Internet Explorer アドオンなし がお使いのPCで見当たらない場合』

ケース ③

ping ホスト名(ping www.google.co.jp)NG
ホスト名でのpingはエラー
ping IPアドレス(ping 173.194.117.151)NG
IPアドレスでのpingはエラー
このケースに該当する場合は、

■ 様々な要因が考えられるが、まずはセキュリティ対策ソフトを停止してみよう。
原因切り分けのために一時的にセキュリティ対策ソフトを停止(無効)にして、Webサイトの閲覧確認をしてみよう。

通知領域にあるセキュリティ対策ソフトのアイコンを右クリックして 終了/無効/停止/すべての機能を無効 などという項目から停止できるソフトもあれば、停止作業が容易にはできないものもある。

※セキュリティ対策ソフトを停止した場合は、作業終了後の再開を忘れずに。