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2014/01/31

わずか数秒でiPhoneからPCへ写真を転送! iPhoneとWindows間のデータ共有/転送方法

 iPhoneとWindows間のデータ共有/転送方法

iPhoneで撮影した写真やスクリーンショットを簡単に一瞬でWindows PCへ転送する方法

WindowsからiPhone、iPhone同士、iPhoneとMac、Windows同士、Mac同士でも転送可能!

こうしてブログを書いてると、iPhoneで撮影した写真やスクリーンショット画像、思いついたアイデアや覚え書メモをPCに移動させることが度々ある。(ていうかほぼ毎日ある)

そんな時はiCloudのフォトストリームやDropboxなどのクラウドを使ってみたり、メールに添付したりしてiPhoneのデータをPCに移動させているが正直面倒だ。
クラウドやメールサーバにアップしたものをダウンロードする単純作業が日に何度も発生すると、思いのほか面倒さを感じる。

そこでiPhoneとPCのデータ共有をもっと楽チンにできないか?と思い、いろいろ試した結果、これから紹介する方法がダントツで「速い」「楽チン」「簡単」なデータ共有を可能にしてくれた!iPhoneとPC間で写真などのデータを頻繁にやり取りする方にはかなりオススメだ!!

Filedropでデータ転送はまさに神ワザ

Filedropというアプリを使用することでiPhoneとPC間のデータ共有が楽にできるようになるのだが、インストールする前に、メリットとデメリットを以下にまとめてみたので確認のうえ使用するか否かを判断してほしい。

メリット
  • 何と言っても写真や画像の共有(転送)が楽チン
  • 使い方が簡単
  • メモ書きしたテキストもコピーして転送することが可能
  • iOS、Mac、Windows、Androidに対応しているアプリなので利用範囲が広い
  • Windows側のアプリは無料、iPhone側が100円と格安(2014/01現在)
  • クラウドサーバへログインしてUL/DLするような手間がかからない

デメリット
  • iPhone側のアプリが有料
  • Wi-Fi接続中のiPhoneでのみ利用可 ※3G/4Gでは利用不可(PCは有線LANでももちろんOK)

上記のような点が個人的にあげられる。
デメリットと言っても缶コーヒー程度の価格(100円)でこれだけ利便性があがれば安い買物だと十分思える機能を持っている。

※Apple ID作成時にクレジットカード登録をしていないため有料アプリが購入できないという場合はこちらの記事を参照

また、iPhoneがWi-Fi環境でのみ利用可能という点に関しても、セキュリティ面を考えれば「自宅のLAN内にある端末のみでしかデータのやり取りができない」ということになるため逆に安心だ。

その他にも、iPhone内の写真をPCのブラウザを介して大画面で映し出すことができたりと用途も広い。もちろんiPhone同士、Mac同士、Windows同士でのデータ共有も可能だ。iPhoneアプリ以外は無料のためPCのみで使用する場合はお金はかからない。WindowsやMacのファイル共有的な間隔で利用できるので使って損はしないと思われる。

まずはiPhoneとPCにFiledropアプリをインストールしよう

iPhoneへのFiledropインストールはApp Storeから「Filedrop」で検索するか、以下URLからインストール可能。
https://itunes.apple.com/jp/app/filedrop./id654715668?mt=8&ign-mpt=uo%3D8

お使いのApple IDでクレジットカード登録をしていないため、有料アプリの購入ができない!という方は、こちらの記事を参照。


次にPCにアプリを入れよう!

PCにFiledropをインストールする手順

以下URLへアクセスし実行ファイルをダウンロードしインストールするだけ

【Windows】
http://www.filedropme.com/#downloads
WindowsにFiledropをインストール

PCへのインストール手順


【Mac】
Macの場合でも上記URLからインストール可能だが、Mac App Storeを直接開くURLは以下。
https://itunes.apple.com/jp/app/filedrop/id659443478?mt=12&ign-mpt=uo%3D8

早速ファイル転送をしてみよう!

iPhone内の写真をWindows 7のPCに転送する手順

1. PC、iPhoneともに自宅のWi-Fiに接続できていることを確認

※Wi-Fiに接続せず、3G/4G環境で利用していると以下のようなエラーMsgが表示される。
PC、iPhoneともに自宅のWi-Fiに接続

2. PC、iPhoneともにFiledropを起動する

PC、iPhoneともにFiledropを起動

3. 両端末でFiledropを起動するとお互いを勝手に自動認識してくれる

お互いを自動認識

※自宅Wi-Fiに接続しているのに互いを認識できない場合は、PCがプライマリSSIDに接続中、iPhoneがセカンダリSSIDに接続中のように異なるSSIDに接続していることが妨げとなっているケースがあるのでそこも確認してみよう!(複数のSSIDを飛ばせる無線LANルータの中には、SSID1とSSID2を異なるネットワークとして分離する機能が働いていることがあり、同一LAN内にあってもSSID1に接続している端末とSSID2に接続している端末間の通信や共有ができない状態になっている可能性が考えられるため)

iPhone側に表示された「PCの画面」をタップし、表示された「ピクチャアイコン」をタップ

iPhone側に表示された「PCの画面」をタップし、表示された「ピクチャアイコン」をタップ

PCに転送したい画像を選択し[Send]をタップ

PCに転送したい画像を選択し[Send]をタップ

PC側のFiledropで転送を許可するための[Accept]をクリック

PC側のFiledropで[Accept]をクリック

転送が始まるので100%になるまで待つ

転送が始まるので100%になるまで待つ

転送された画像を確認する

※デフォルトではダウンロードフォルダに保存される。
デフォルトではダウンロードフォルダに保存される
保存先を変更したい場合は以下を参照。

以上でiPhoneからPCへの転送作業は完了!

PCの保存先を変更する方法

ダウンロードフォルダに保存されるのは嫌だ!という場合は以下方法で保存先を変更できる。

PC側のFiledropを起動し下部にあるフォルダアイコンをクリック

PC側のFiledropを起動し下部にあるフォルダアイコンをクリック

[Change download folder]をクリック

[Change download folder]をクリック

好きな保存先を指定し[保存先の選択]をクリック

※ここでは例として「デスクトップ」を指定。
保存先を指定し[保存先の選択]をクリック

これでiPhoneから転送されてきたものは次回から指定した保存先に転送される!

iPhoneからPCではなく、PCからiPhone等へ転送する際は、PC側のFiledropに転送したいデータをドラックするだけでOK!

画像以外のデータを転送する方法

画像以外のデータを転送する場合

Filedropは画像だけではなく、PDFやテキスト、ExcelやWordなどのあらゆるデータファイルの転送ができるという点も非常に魅力的だ!(転送先に転送したデータが閲覧できるアプリケーションが入っていないと意味がないが・・・)

その中でもクリップボードにコピーしたものをそのまま(どこにも貼付けせずに)転送できるという機能は私自身とてもよく利用する。通勤時間や仕事の休憩時間にiPhoneのメモアプリに書き溜めたブログの記事や様々なメモ書きを帰宅後、コピーし転送という最速の流れで自宅のPCに移動できるためかなり重宝している。

PDFファイルだろうと、クリップボードにコピーしたデータだろうと転送手順は上記で解説している流れと同じになるため非常に簡単だが、iPhone上でクリップボードにコピーしたものをそのままPCへ転送する際に注意するべきことがいくつかあるので以下に載せておく。

iPhoneのクリップボードにコピーしたものを転送する際の注意点

PCがMacであればさほど気にする必要がないのかもしれないが、クリップボードにコピーしたデータをWindows PCに転送する際は、デフォルトアプリの(iPhoneに標準搭載されている)「メモ」アプリを使うことをおすすめする。
iPhoneに標準搭載されている「メモ」アプリ

クリップボードにコピーしたものをFiledropでPCへ転送するとテキストファイル化(.txt)されてPCに保存されるのだが、コピー元の文章を打ち込んでいたアプリよっては拡張子が「.rtfd」という形式で保存されてしまうことがある。この「rtfd(Rich Text Format Directory)」で保存された場合、Windows PCでは正常に表示できないため注意が必要だ!

Windows PCへの転送NGパターン

「rtfd(Rich Text Format Directory)」で保存された場合、Windows PCでは正常に表示できない


Windows PCへの転送OKパターン

テキストファイル化(.txt)されてPCに保存される

異なるデバイス間でのデータのやり取りに面倒さを感じている方は「Filedrop」を使ってみてほしい!



2014/01/27

クレジットカード登録をしていないiPhoneで有料アプリを購入する方法

Apple ID 作成時にクレジットカード登録(支払方法の登録)をしていない場合の有料アプリ購入方法

簡単に言うと「iTunes Card」を使って、アプリを購入する手順になるので、特別な話は何もないのだが、そのやり方が初めての方には意外とわかりづらいので載せてみた。

iOS 7のiPhoneで「iTunes Card」を使って有料アプリを購入する方法

1. App Storeを起動

App Storeを起動

2. 画面下部の[おすすめ]をタップ

[おすすめ]をタップ

3. おすすめ画面の下の方にある[コードを使う]をタップ

おすすめ画面の下の方にある[コードを使う]をタップ

4. 「iTunes Storeにサインイン」の画面が表示された場合は既存のApple IDでサインインする

※Apple IDを複数持っている場合はクレジットをチャージしたいアカウントでサインインすること!
Apple IDでサインイン

5. iPhoneのカメラでコードを読み取る、または手入力、好きな方を選択

※iTunes Cardの裏面に記載されているコードをカメラアプリで読み取るか自分で入力する。
iTunes Cardの裏面に記載されているコードをカメラアプリで読み取るか自分で入力する

6. 「コードの引き換えに成功しました。」と表示されたら画面右上の[完了]をタップ

「コードの引き換えに成功しました。」と表示されたら画面右上の[完了]をタップ

7. 後はApp Storeで目当ての有料アプリを購入するだけ

有料アプリの購入が可能

これでチャージした分の有料アプリ購入が可能になる!



2014/01/26

自在に調整! iTunesの曲やCD内の曲の音程やスピードを編集する方法

iTunesの曲やCD内の曲の音程やスピードを変更して編集する方法


iTunes内で管理している曲や、手元にあるCD内の曲の音程や速度を自由に変更する方法

どんな時に使うんだ?と思う方もいるかもしれない。私自身も普段PCやiPhoneを使用している際に今回のような作業が必要となるケースは今までなかったので・・・。先日、我が嫁のお袋さんから「男性の歌をカラオケ大会で披露することになったが、キーが低いので5つあげたバージョンを作成してほしい」と頼まれたのがきっかけで今回の記事を載せてみようと思った。

今回の作業で必要なもの

  • 聞々ハヤえもん(フリーソフト)
  • 音楽CD、または聞々ハヤえもんで読み込み可能な音楽ファイル
    WAVE, MP3, Ogg Vorbis, WMA, AIFF, APE, M3U

※既にiTunesに入っている曲(AACで圧縮した .m4a の音楽ファイル)を編集したい場合は「MP3」形式に変換する必要があるため、以下の「iTunesにあるAAC(.m4a)の音楽ファイルをMP3に変換する方法」を参照。既にMP3ファイルがある場合、CDを直接「聞々ハヤえもん」で読み込む場合は下記Ⅰ~Ⅴは不要なため、「聞々ハヤえもんで音程や速度を編集する方法」から参照。

iTunesにあるAAC(.m4a)の音楽ファイルをMP3に変換する方法

Ⅰ. iTunesを起動しメニューバーの[編集]から[設定]をクリック

メニューバーの[編集]から[設定]をクリック

Ⅱ. [一般]タブ内の[インポート設定]をクリック

[インポート設定]をクリック

Ⅲ. インポート方法を「MP3 エンコーダ」に変更し[OK]をクリック。一般環境設定の画面に戻るのでこの画面も[OK]をクリック

インポート方法を「MP3 エンコーダ」に変更

Ⅳ. 音程または速度を調節したい曲を右クリックして[MP3 バージョンを作成]をクリック

曲を右クリックして[MP3 バージョンを作成]をクリック

Ⅴ. 先ほどの曲のすぐ下にMP3に変換された同じ曲が作成されるので、それを右クリックして[Windows エクスプローラーで表示]をクリック

MP3に変換された曲を右クリックして[Windows エクスプローラーで表示]をクリック

※表示されたフォルダ内にある拡張子「.mp3」というファイルが今回使用するファイルになる。
iTunes Media フォルダ内にMP3ファイルが作成されていることを確認

これでiTunesに元々あったAACファイルをMP3ファイルへ変換する作業は完了だが、PCの操作にあまり慣れていない方は上記 手順Ⅴ で表示されたMP3バージョンのファイルをデスクトップ等にコピー&ペーストしてから以下作業を開始した方がわかりやすいかもしれない。

※手順Ⅲ で変更したインポート方法「MP3 バージョンを作成」を「AAC バージョンを作成」に戻しておくことを忘れずに!

聞々ハヤえもんで音程や速度を編集する方法

1. 「聞々ハヤえもん」をダウンロードする

以下URLからダウンロード可能
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/art/se371704.html
※Windows 7までは動作◎、Windows 8/8.1は不明

2. ダウンロードした圧縮ファイル(.zip)を解凍(展開)し、フォルダ内にある「Hayaemon.exe」をダブルクリックする

「Hayaemon.exe」をダブルクリック
※セキュリティ警告のダイアログが表示された場合は[実行]をクリック

3. メニューバーの[ファイル]から[開く]をクリックして、音程や速度を編集したいファイルを指定する

※WAVE, MP3, Ogg Vorbis, WMA, AIFF, APE, M3Uのファイルが指定可能
※CDから直接読み込む場合は、コンピューター(マイコンピューター)に表示されているCDをダブルクリックしその中に表示されているトラックを指定する。
CDから直接読み込む場合

4. 「聞々ハヤえもん」上で再生しながら編集する

「聞々ハヤえもん」上で再生しながら編集する

5. 音程や速度の調整が済んだら、[ファイル]から[保存]をクリックし「WAVEファイル(.wav)」形式で好みの場所へ保存する

音程や速度の調整が済んだら、[ファイル]から[保存]をクリックし「WAVEファイル(.wav)」形式で好みの場所へ保存

※この時点でMP3形式で保存するには「LAME.EXE」というMP3エンコーダが別途必要。わかる方はLAME.EXEを使用しても構わないが、WAVE形式(.wav)で保存したものをiTunesに再度取り込んでMP3に変換した方が簡単ため、ここは迷わずWAVEで保存。

6. これで曲の音程や速度を変更した音楽ファイルが完成

※ただWAVEファイルはWindows の標準オーディオフォーマットで圧縮されていないため1つのファイル容量が40MB近い大きなサイズになる。このまま作業を終わらせても構わないがCDアルバム(74分)1枚分をWAVEファイルで保存した場合、約650MBとかなり大きなサイズになってしまう。MP3ファイルで保存すればWAVEファイルの約10分の1のサイズで保存できるため、HDDの空き容量などが気になる場合はWAVEファイルをMP3へ変換しておけば再度「聞々ハヤえもん」で編集が必要になった際もそのままのファイルを利用できるので手間がかからない。

iTunesでWAVEファイル(.wav)をMP3に変換する方法

iTunesを起動しWAVEファイルをドラック&ドロップしたら、この記事の上部にある「iTunesにあるM4aやAACの音楽ファイルをMP3に変換する方法」と同様の操作(手順Ⅰ~手順Ⅲ)をすればよい。

※最後にiTunesのインポート方法を「MP3 バージョンを作成」から「AAC バージョンを作成」に戻しておくことを忘れずに!また「WAVEファイルはサイズがデカいから」という理由でMP3へ変換した方は元のWAVEファイルを削除することを忘れずに!iTunesに一時的に作成したMP3ファイルや今回の作業工程で作成した不要なファイルの整理も忘れずにやっておこう!

2014/01/23

どう使えばいいのかよくわからん!無線LANルータの「ブリッジモード」

無線LANルータの「ブリッジモード」


「ブリッジモードとは何か」、「アクセスポイントモードとは何か」について解説していく

唐突なお題で?と思った方もいるかもしれないが、このブログでは、無線LANルータをブリッジモードで動作させて宅内のWi-Fi環境を構築する手順をいくつか紹介している。

上記の記事を見た知人から「ブリッジモードってなんじゃい?」言われたことがきっかけで今回の記事を書こうと思った。

「ブリッジモード」とは、アクセスポイントモード、ハブモード、無線ハブモード、APモード、BRモード、ルータOFFモードなど、様々な呼び名があるが、ブロードバンドルータの無線LAN機能(Wi-Fi機能)以外のルータ機能をOFFにして、無線電波を飛ばすだけの機器(HUB)として利用することを指す。ルータにはインターネット接続機能、DHCP機能、NAT/NAPTなど様々な機能が搭載されているが、こういった各種機能を無効化して、無線電波を発するただの箱として動作させることを言う。

なぜこのようなことをするかというと、「既にルータがあるから」が理由となる。

宅内に既にルータが設置されていて、その既設ルータの機能でインターネットに接続可能な環境に対して無線LANルータを追加導入するような場合に、無線LANルータを「ブリッジモード」にする手段が使われる。ルータはインターネット接続を担い、宅内LANの通信における様々な役割を代行して行っている。言わば「ホテルのフロント」的な存在になる。部屋割りをしたり、予約を受け付けたり、宿泊客からの質問や要望を受け付けたりと、お客様の様々な声を中継したり代行したりしているホテルのフロント的な役割が「ルータ」となる。

例えば同じホテルの中に、フロントが複数存在したら困惑を招いてしまう。「1つの要望を2つのフロントに通さないといけない」、「フロントごとに言っていることが違う」、そんなことが起きれば客側としては迷惑だ。同じように1つのLAN環境に、インターネット接続の代行や通信経路の制御や管理を担うルータが複数存在していてもあまり意味をなさないということになる。これが無線LANルータを「ブリッジモード」で利用する理由になる。
※「厳密に言えば、その例えには矛盾が・・・」みたいな突っ込みはあるかもしれないが、私流にわかりやすく説明すると上記のような解説になる。

ルータを2つ並べて配線した場合

下流にあるルータをブリッジモードにした場合

ルータ機能を持つ機器を並べて配線するデメリットは、スループットの低下だけではなく、UPnP通信の障害となったり、ポート開放やルーティング設定を複数機器に施さないといけない場合が生じるということもあげられる。

簡単だが「ブリッジモードとは何か?」についての解説はこれで終了となる。

2014/01/22

超高速無線LAN!802.11ac I・Oデータ製ルータのブリッジモード設定とWi-Fi設定方法

802.11ac I・Oデータ製ルータのブリッジモード設定とWi-Fi設定


IEEE802.11ac対応のI・Oデータ製ルータ、WN-AC1600DGR、WN-AC1167DGR、WN-AC733GRを「ブリッジモード」にして、「IEEE802.11ac」の規格で無線LANを接続する場合の手順

「ブリッジモードって何?」という方はこちらの記事を参照。

既にルータを所持しており、有線LANではインターネット利用が可能という環境に無線LANルータを追加導入する場合の手順となる。

「まだネット設定が終わっていない!」というようなインターネットの初期設定からの操作が必要という方はこちらの記事を参照。


しつこいが本記事は以下の環境の方を対象をとした設定手順になるのでお間違いなく!
NTT製「ひかり電話対応ルータ」等のブロードバンドルータが、既に宅内LANに設置済みで、有線LANでのインターネット利用は可能という環境に802.11ac対応のI・O製ルータを導入する際の手順。


「マニュアルを見て自分なりにやってみたけどできなかった」、「ルータをいろいろイジってみたけどよくわからなかった」など事前に少しでも設定を試している場合は、以下を実施する前にルータの「初期化」(工場出荷時状態に戻す作業)を必ず実施!初期化方法はマニュアルに記載あり。初期化ボタンを押し続け電源ランプが点滅したら手を離すだけの非常に簡単な作業となる。

下記 A-1.~ A-2. は、I・O製ルータをブリッジモードにする手順


A-1. I・O製ルータの動作モード切替スイッチを「AP」位置にする

※I・O製ルータの電源はOFFの状態でスイッチを「AP」位置にする。
※スイッチを「AP」にしてから電源ACアダプタを挿し込みI・O製ルータの電源を入れる。
I・O製ルータの動作モード切替スイッチを「AP」位置にする

A-2. 既設ルータのLANポートに接続したLANケーブルをI・O製ルータのインターネットポート(WANポート)に接続し配線する

配線

これでI・O製ルータを「ブリッジモード」で動作させる作業は完了。次にI・O製ルータとPCを802.11acの高速無線LANで接続するための設定を開始する。


B-1.~B-4. は無線子機(PC側)のセットアップとルータとPC 間の無線接続手順

※今回は「高速無線LAN」がテーマのため、802.11ac でWi-Fi 接続をするための手順解説となっている。802.11ac 対応の外付け無線アダプタ(子機)を持っていない、またはPC の内蔵無線アダプタが802.11ac 対応のものという方は、以下手順 B-1とB-2 は不要となり、B-3から進めて構わない。


B-1. IEEE802.11ac対応の無線子機(外付けワイヤレスアダプタ)を用意する

※PCにはまだ装着しない。
※PCの内蔵無線アダプタが802.11ac対応のものならば、外付け子機は不要。
※I・Oデータ製の802.11ac対応無線子機は「WN-AC867U」などがある。

B-2. 自分のPC のOS に対応した無線子機用のドライバをインストールする

※インストール方法は子機付属のCD-ROM をPCにセットし画面の指示に従うだけ。


(無線子機がPC側で認識されればセットアップは完了)
次にI・O製ルータとPCを802.11acの無線で接続する作業に入る。

B-3. I・O製ルータに付属されている「無線LAN設定情報カード」から「Streamxxxxx」を確認

802.11ac の超高速Wi-Fi を実現するには「Streamxxxxx」に必ず接続!
※「AirPortxxxxx」に接続すると802.11ac での接続にはならない。
「無線LAN設定情報カード」から「Streamxxxxx」を確認

B-4. PC側で検出しているSSIDの中から、「Streamxxxxx」を探し、「無線LAN設定情報カード」に記載の「暗号キー(SSID1、2共通)」を入力し接続完了となる

ルータとPC 間の、無線接続については以下の記事を参照
Windows XP の場合
Windows Vista、Windows 7 の場合
Windows 8 / 8.1 の場合
Mac OS 10.5 / 10.6 / 10.7 / 10.8 / 10.9 の場合

【補足】
802.11ac 対応の無線子機を持っていない場合で、PC の内蔵無線アダプタが802.11a 非対応(5GHz利用不可)の場合は「Streamxxxxx」に接続することはできない。いくらやっても「Streamxxxxx」に接続できないような場合は、「AirPortxxxxx」に接続してみるとよい。


I・O製ルータとPC間のWi-Fi(無線)が接続できれば設定はすべて完了。無線LANでのインターネット接続を確認しよう。