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2020/06/30

【Time Machine バックアップ】#05 タイムカプセル編 | Time Capsule に内蔵された HDD 内のバックアップデータってどうやったら見れるの?

Time Capsule

【留意事項】
Apple の製品やソフトウェアは、OS やシステムのアップデートに伴い、機能や仕様、トラブル時の対処策が変更になることが多いです。この記事に書かれている情報は投稿日現時点での情報になることをご留意願います。

【今回紹介する方法を実践できる条件】
Mac OS X Leopard 以降の OS であれば Time Machine は利用可能ですが、最新の macOS Catalina での挙動を想定して記事を作成しているため、できるだけ新しい macOS での Time Machine 利用を推奨します。

★ 動画で確認したい場合は以下をご覧ください ★

Finder を使って Time Capsule 内の「Backups.backupdb」フォルダを確認する方法

Time Capsule 内蔵のハードディスクに接続し中身を確認する手順を紹介します。

1. Finder サイドバーの「場所」という項目内にある Time Capsule をクリックして選択します。

Finder サイドバーの「場所」に何も表示されていないという場合は非表示になっている可能性があります。「場所」という文字周辺にマウスポインタをもっていき、左側に灰色の文字で「表示」と出る場合は「表示」をクリックしてみてください。

Finder のサイドバーに Time Capsule が表示されていない場合は、Finder サイドバーから「ネットワーク」をクリックするか、または メニューバーが Finder になっていることを確認し「移動」から「ネットワーク」をクリックすると Time Capsule が表示されます。

Finder サイドバーの「場所」

2.「別名で接続...」をクリックします。

別名で接続...

3. Time Capsule のパスワードを入力します。

Time Capsule の Wi-Fi のパスワード(Wi-Fi の暗号化キー)と同じにしている方が多いはずです。

Time Capsule のパスワードを入力

4. パスワードを入力したら「接続」ボタンをクリックします。

「接続」ボタン

5.「Data」フォルダを開きます。

「Data」フォルダ

6. 自分のコンピュータ名に拡張子「.sparsebundle」と表示されたファイルをダブルクリックで開きます。ダブルクリックで開かない場合は、右クリックし「このアプリケーションで開く」から「DiskImageMounter.app」をクリックしてください。

「.sparsebundle」と表示されたファイルをダブルクリックで開きます。ダブルクリックで開かない場合は、右クリックし「このアプリケーションで開く」から「DiskImageMounter.app」をクリック

7. Finder サイドバーの「場所」に着目します。少し時間がかかるかもしれませんが Time Capsule に内蔵されたハードディスクがマウント(認識)され表示されます。

Time Capsule に内蔵されたハードディスクがマウント

8. Finder サイドバーに表示された Time Capsule に内蔵されたハードディスクをクリックすると「Backups.backupdb」フォルダが確認できるようになります。

「Backups.backupdb」フォルダ

「Backups.backupdb」フォルダから先の操作については前回の記事でお伝えしたことと変わらないので「Backups.backupdb」フォルダ内から目的のファイルを探す手順について不明な場合は下記をご確認ください。
【Time Machine バックアップ】#04 ファイル復元<Finder>編 | 間違って大事なデータを消してしまいゴミ箱も空にしてしまった… 復元して戻したいファイルを探してみよう。

2020/06/29

【Time Machine バックアップ】#04 ファイル復元<Finder>編 | 間違って大事なデータを消してしまいゴミ箱も空にしてしまった… 復元して戻したいファイルを探してみよう。

Time machine メリット

【留意事項】
Apple の製品やソフトウェアは、OS やシステムのアップデートに伴い、機能や仕様、トラブル時の対処策が変更になることが多いです。この記事に書かれている情報は投稿日現時点での情報になることをご留意願います。

【今回紹介する方法を実践できる条件】
Mac OS X Leopard 以降の OS であれば Time Machine は利用可能ですが、最新の macOS Catalina での挙動を想定して記事を作成しているため、できるだけ新しい macOS での Time Machine 利用を推奨します。

★ 動画で確認したい場合は以下をご覧ください ★
この動画の前半は Time Machine のメリットについて解説しています。Finder を使ってファイルを個別に復元する方法だけを確認する場合は、再生から 8:30 経過したあたりからご覧ください。Finder で Time Machine のバックアップデータを操作する際に注意事項がいくつかあるので今回の内容は動画で確認した方がわかりやすいかもしれません。

Time Machine でバックアップしているとこんなこともできる!Mac から完全に削除してしまったファイルを取り戻す方法

Time Machine バックアップを使いファイルだけを個別に復元する方法を紹介します。

シナリオとしては、デスクトップ上に保存していた「大事なファイル」というフォルダを誤って削除してしまったことに気づかず、ゴミ箱も空にしてしまった状態を想定し Time Machine バックアップから「大事なファイル」というフォルダを復元し取り戻すまでの手順を紹介していきます。

Time Machine ファイル復元

今回は Finder を使って直接 Time Machine のバックアップディスクにアクセスし、目的のファイルを探す方法を紹介します。

「Time Machineに入る」を使ってファイルを復元する場合は下記をご覧ください。
【Time Machine バックアップ】#04 ファイル復元「Time Machineに入る」編 | 間違って大事なデータを消してしまいゴミ箱も空にしてしまった… でも大丈夫!Time Machine で書類やファイルも復元できます。

1. Finder で Time Machine バックアップデータを直接操作する場合はやってはいけないことがいくつかあります。バックアップデータ内のファイルを不用意に削除したり編集/変更したりするのはやめましょう。

バックアップデータ内のファイルを削除したり編集したりするのはやめましょう

2. デスクトップや Finder サイドバーから自分の Time Machine 用のディスクを開きます。

バックアップディスクが Time Capsule の場合は手順が異なります。

Time Machine 用のディスクを開きます

3.「Backups.backupdb」フォルダを開きます。

「Backups.backupdb」フォルダ

4. 次に自分の Mac のコンピュータ名と同じ名前のフォルダが表示されるので、そのフォルダを開きます。

コンピュータ名と同じ名前のフォルダ

5. 次に日付別フォルダが表示されるので、目的のファイルがありそうな日付フォルダを開きます。

Time Machine 日付別フォルダ

6. 自分の Mac が macOS Catalina の場合は「Macintosh HD - Data」フォルダを開きます。Cataline 以前の macOS では「Macintosh HD」フォルダしか表示されないので「Macintosh HD」フォルダを開きます。

「Macintosh HD - Data」フォルダ

7.「ユーザ」フォルダを開きます。

「ユーザ」フォルダ

8. 自分のホームフォルダを開きます。

ホームフォルダ

9. 目的のファイルを保存していた場所のフォルダを開きます。今回のシナリオはデスクトップにあった「大事なファイル」というフォルダを取り戻すという想定だったので、デスクトップを開きます。

目的のファイルを保存していた場所のフォルダを開きます

10. 目的のファイルを見つけたらコピー&ペーストで Mac 上にコピーしてあげれば復元完了です。

カット(切り取り)はしないでください。コピペでお願いします。

ファイルが復元できたからといってバックアップ内のファイルを削除するようなことはしないでください。

ファイルの復元完了

【注意事項】
Time Machine のバックアップデータ(「Backups.backupdb」フォルダ内のフォルダやファイル)は、Finder 上で削除可能なものと NG なのもがあります。むやみにバックアップデータを削除すると 次回からのバックアップが取れなくなったり、ゴミ箱を空にできなくなったりするのでご注意ください。

バックアップデータを手動で削除したいという場合は下記動画をご確認ください。
【Mac バックアップ】#06 バックアップ用 HDD の空き容量が少なくなってきた… 古いバックアップを消して容量を増やしたい【Time Machine バックアップ削除編】

【Time Machine バックアップ】#04 ファイル復元<Time Machineに入る>編 | 間違って大事なデータを消してしまいゴミ箱も空にしてしまった… でも大丈夫!Time Machine で書類やファイルも復元できます。

Time machine メリット

【留意事項】
Apple の製品やソフトウェアは、OS やシステムのアップデートに伴い、機能や仕様、トラブル時の対処策が変更になることが多いです。この記事に書かれている情報は投稿日現時点での情報になることをご留意願います。

【今回紹介する方法を実践できる条件】
Mac OS X Leopard 以降の OS であれば Time Machine は利用可能ですが、最新の macOS Catalina での挙動を想定して記事を作成しているため、できるだけ新しい macOS での Time Machine 利用を推奨します。

★ 動画で確認したい場合は以下をご覧ください ★
この動画の前半は Time Machine のメリットについて解説しています。Mac から削除してしまったファイルを個別に復元する方法だけを確認する場合は、再生から 4:30 経過したあたりからご覧ください。また YouTube 動画説明欄にも目次を貼ってあるのでそこから見たい部分だけを確認いただいても構いません。

Time Machine でバックアップしているとこんなこともできる!Mac から完全に削除してしまったファイルを取り戻す方法

Time Machine バックアップを使いファイルだけを個別に復元する方法を紹介します。

シナリオとしては、デスクトップ上に保存していた「大事なファイル」というフォルダを誤って削除してしまったことに気づかず、ゴミ箱も空にしてしまった状態を想定し Time Machine バックアップから「大事なファイル」というフォルダを復元し取り戻すまでの手順を紹介していきます。

Time Machine ファイル復元

今回は「Time Machineに入る」を使って目的のファイルを復元する方法を紹介します。

Finder 使って自分でファイルを探したい場合は下記をご覧ください。
【Time Machine バックアップ】#04 ファイル復元<Finder>編 | 間違って大事なデータを消してしまいゴミ箱も空にしてしまった… 復元して戻したいファイルを探してみよう。

既にメニューバーに Time Machine のアイコンを表示させている場合は、手順 4 から開始してください。手順 1 〜 3 はメニューバーに Time Machine アイコンを表示させるだけの手順となります。

1.「システム環境設定」を開きます。

システム環境設定

2.「Time Machine」をクリックします。

Time Machine 環境設定

3.「Time Machineをメニューバーに表示」にチェックを入れます。

Time Machineをメニューバーに表示

4. メニューバーの Time Machine アイコンをクリックし「Time Machineに入る」をクリックします。

Time Machineに入る

5. 復元したいファイルを探します。

画面の右端にあるタイムライン(時間軸のメモリみたいなヤツ)を使って目的のファイルを探すことができます。

Finder ウインドウの右脇にある上下の矢印を使って探すこともできます。

今回は上下の矢印を使って 20 分ほど時間を遡ったら削除してしまったフォルダを見つけることができました。

Time Machine タイムライン

今回はデスクとトップ上に保存していたファイルの復元をするのでデスクトップを開いていますが、書類フォルダから消してしまったファイルを復元したい場合は Finder サイドバーで書類を開いてくださいね。

6. 取り戻したいファイルやデータが見つかったらクリックして選択してください。

復元したいファイルを探す

7. 画面下にある「復元」ボタンをクリックします。

Time Machine「復元」ボタン

8. デスクトップに「大事なファイル」フォルダを復元することができました。これで完了です。

ファイルの復元完了

【注意事項】
基本的には、この方法で復元できるのは書類などのファイル関連だと思ってください。設定状況によってはメール App 内の誤って削除した受信メールなどを復元できる場合もありますが、カレンダーのイベントを誤って消してしまったとか、メモ App のメモを復元したいとか、スティキーズを復元したいとかのアプリ内データを復元したい場合は、iCloudに同期しているのかしていないのかでも方法が異なってきますし、Time Machine から復元する場合は「~/ライブラリ」内のファイルを復元するなどの今回とは違う手順が必要になります。

2020/06/28

【Time Machine バックアップ】#03 バックアップ対象拡大編 | Mac 本体だけではなく別の外部 HDD も一緒にバックアップしたい方へ。

Time machine バックアップ対象を拡大

【留意事項】
Apple の製品やソフトウェアは、OS やシステムのアップデートに伴い、機能や仕様、トラブル時の対処策が変更になることが多いです。この記事に書かれている情報は投稿日現時点での情報になることをご留意願います。

【今回紹介する方法を実践できる条件】
Mac OS X Leopard 以降の OS であれば Time Machine は利用可能ですが、最新の macOS Catalina での挙動を想定して記事を作成しているため、できるだけ新しい macOS での Time Machine 利用を推奨します。

★ 動画で確認したい場合は以下をご覧ください ★

Time Machine で Mac の内蔵ストレージ内のデータをバックアップしつつ Mac に接続した外付 HDD や SSD の中身のデータまでバックアップする方法

Time Machine でバックアップする範囲や対象を変更する方法

外付 HDD や SSD を 2 つ以上所持していて 1 台は Time Machine バックアップ用に使用、もう 1 台は大切なデータを個別に保管しているというような環境を想定しています。

シナリオとしては、外付 HDD を 2 つ持っているユーザが、名称「大切なデータ」という外付 HDD に仕事関係や家族の大切なデータを個別に手動で保管しつつ、名称「Time Machine」という別の外付 HDD に Time Machine で Mac 内のすべてのデータを自動バックアップしている状況で、名称「大切なデータ」内のファイルも Time Machine で一緒にバックアップしておきたいというケースを想定してこの記事を書いてみました。

Time Machine で外付けハードディスクまでバックアップする

1.「システム環境設定」を開きます。

システム環境設定

2.「Time Machine」をクリックします。

Time Machine 環境設定

3.「オプション...」をクリックします。

Time Machine 環境設定のオプション

4. バックアップ対象から除外する項目という欄に着目します。

このリストに表示されているのは『 Time Machine でバックアップしなくていい項目 』になります。

このオプションメニューを逆手に取って別の外付 HDD を Time Machine でバックアップさせるように設定します。

バックアップデータのサイズを小さくするためにバックアップ対象から除外したい場所があれば「 + 」ボタンから追加できます。

バックアップ対象から除外する項目

5. バックアップ対象から除外したくない(バックアップしてほしい)項目を選択します。ここでは「大切なデータ」を選択します。

バックアップ対象を追加

6. バックアップしてほしい項目を選択したら「 - 」ボタンをクリックしてリストから消します。

バックアップ対象から除外する項目から削除

7. 最後に「保存」ボタンを押すのを忘れずに。これで完了です。次回バックアップからは、もう 1 台の外付 HDD 名称「大切なデータ」も Time Machine でバックアップされるようになります。

バックアップ対象から除外する項目「保存」ボタン

【注意事項】
Mac 内のデータに加えて、外付 HDD 内のデータもバックアップするため Time Machine 用のバックアップディスクは十分な大容量である必要があります。参考までにですが、Apple 公式では Mac 本体だけをバックアップする場合でも Time Machine 用のディスクの容量は Mac のストレージの 2 倍ほどのサイズを推奨しています。また、バックアップ対象に追加した項目のデータ量が膨大な場合は次回のバックアップにかかる時間がかなり長くなる可能性があります。

2020/06/27

【Time Machine バックアップ】#02 パーティション作成編 | ハードディスクを区切って分割したい。部屋分けってどうやるの?

Time machine バックアップディスク分割

【留意事項】
Apple の製品やソフトウェアは、OS やシステムのアップデートに伴い、機能や仕様、トラブル時の対処策が変更になることが多いです。この記事に書かれている情報は投稿日現時点での情報になることをご留意願います。

【今回紹介する方法を実践できる条件】
Mac OS X Leopard 以降の OS であれば Time Machine は利用可能ですが、最新の macOS Catalina での挙動を想定して記事を作成しているため、できるだけ新しい macOS での Time Machine 利用を推奨します。

★ 動画で確認したい場合は以下をご覧ください ★

外付 HDD にパーティションを作成して Time Machine バックアップディスクと別用途のためのディスクを別々にする方法

1 つのハードディスクを複数の部屋に分割する方法を紹介します。

今回は例として 3 TB の外付 HDD にパーティションを作成し 2 TB と 1 TB の 2 部屋に分けてみます。1 TB を Time Machine バックアップ用として利用し、2 TB は自分で個別にデータを保管するスペースとして利用するというシナリオです。

1. 外付 HHD または SSD を Mac に接続します。

Time Machine バックアップ用ハードディスクを接続

2. Finder メニューバーの「移動」をクリックし、その中の「ユーティリティ」をクリックします。

ユーティリティフォルダ

3.「ディスクユーティリティ」をダブルクリックで起動します。

ディスクユーティリティ

4. ディスクユーティリティが起動できたら、メニューバーが「ディスクユーティリティ」になっていることを確認しメニューバーの「表示」をクリックし「すべてのデバイスを表示」をクリックします。

この操作は macOS High Sierra 以降の macOS でのみ必要です。

すべてのデバイスを表示

5. 市販の外付 HDD はパーティションマップが MBR とかになっているものも多いので、一度 HDD 自体をフォーマットし直します。ディスクユーティリティのサイドバーの【外部】の直下にある物理ディスクを選択します。

ディスクユーティリティのサイドバーの【内蔵】の項目に表示されているディスクは触らないでください。

ディスクユーティリティのサイドバーの【外部】の項目に表示されているディスクの一番上にあるものが物理ディスクです。二番目や三番目にあるボリュームを選択しないようにしてください。macOS High Sierra 以降 の Mac では、手順 4 の「すべてのデバイスを表示」をクリックしておかないとディスクユーティリティのサイドバーに物理ディスクは表示されません。

物理ディスクをフォーマット

6. 物理ディスクを選択したら、ディスクユーティリティの画面上部にある「消去」ボタンをクリックします。

ディスクを消去

7. 名前はお好みのものを入力し、フォーマットは「Mac OS拡張(ジャーナリング)」を選択し、方式は「GUIDパーティションマップ」を選択します。名前、フォーマット、方式の 3 つに間違いがないことを確認し「消去」ボタンをクリックします。

名前は日本語でも可能です。Time Machine 用に利用するので「Time Machine」や「タイムマシン」みたいな感じで。

GUIDパーティションマップ、Mac OS拡張(ジャーナリング)

8. ディスクユーティリティでの消去作業が始まりますので完了までお待ちください。完了後に Time Machine からバックアップディスクとして利用しますか?というダイアログメッセージが表示される場合があります。その場合は「後で決める」をクリックしてメッセージを閉じましょう。

バックアップディスクとして利用しますか?

9. ディスクユーティリティでの消去プロセスが完了したら「完了」ボタンをクリックします。

ディスクユーティリティ消去プロセス完了

ここまでが、外付 HDD を Mac で利用したり Time Machine でバックアップするための GPT/HFS+J(GUIDパーティションマップ・Mac OS拡張ジャーナリング)フォーマット作業となります。ここからパーティションを作成し外付 HDD を複数の部屋に区切っていきます。

10. ディスクユーティリティのサイドバーの【外部】にあるボリュームを選択して、画面上部の「パーティション作成」をクリックします。

今度は物理ディスクではなく、その下にあるボリュームを選択してください。

パーティション作成

11. 画面左下にある「 + 」ボタンをクリックします。

パーティション作成「 + 」ボタン

12. パーティションが追加されます。デフォルトだと「名称未設定」という名前になっています。円グラフ内の「名称未設定」をクリックして「名称未設定」側が青くハイライトされたことを確認してください。

パーティション作成円グラフ

13. 追加されたパーティションのサイズを決めます。今回は例として 2 TB にします。名前も「名称未設定」からお好きなものに変更してください。フォーマットは Mac で使用するのであれば「Mac OS拡張(ジャーナリング)」のままにします。名前、フォーマット、サイズに間違いがないことを確認し「適用」ボタンをクリックします。

追加したパーティションを Mac 専用ではなく、Windows コンピュータ と共用するボリュームにするのでれば、フォーマットは「exFAT」にしてください。但し、Time Machine 用のボリュームは「Mac OS拡張(ジャーナリング)」のまましておいてください。

新規パーティションのサイズとフォーマット

14. 確認画面が表示されるので「パーティション作成」ボタンをクリックします。

パーティション作成

また Time Machine からバックアップディスクとして利用しますか?というダイアログメッセージが表示される場合があるので「使用しない」をクリックしキャンセルしてください。

15.「完了」ボタンをクリックします。

「完了」ボタン

16. これで 3 TB の HDD の中に Time Machine 用に 1 TB の部屋と、別用途で使える 2 TB の部屋を作成することができました。

HDD ハードディスクにパーティション作成

これでディスクユーティリティでの操作は完了なので終了してください。あとは「Time Machine」という名前のボリュームを Time Machine バックアップディスクとして設定すればすべて完了です。

17. システム環境設定から「Time Machine」をクリックし Time Machine 環境設定を出します。そこで「バックアップディスクを選択...」をクリックします。

Time Machine 環境設定「バックアップディスクを選択...」

18. 自分が Time Machine バックアップディスクとして使用したいボリュームを選択します。ここでは 1 TB の「Time Machine」を選択します。

Time Machine バックアップディスクとして使用したいディスクを選択

19.「ディスクを使用」をクリックします。あとは初回のバックアップが自動的に始まります。これで終了です。

ディスクを使用

【注意事項 ①】
Mac 内のデータ量にもよりますが、初回のバックアップ完了まではかなり時間がかかる場合があります。バックアップ中でも Mac は使用できますが動作が重たく感じるかもしれません。それでも初回バックアップは途中でキャンセルせず完了まで終わらせてください。

【注意事項 ②】
Apple ではセキュリティ向上のためバックアップディスクの暗号化を推奨しています。バックアップ用のドライブがポータブルで外に持ち出す可能性がある場合や、Mac 内に個人情報や機密情報を保管している場合はディスクの暗号化をおすすめします。手順 19 の時に「バックアップを暗号化」にチェックを入れるだけですが、ディスクを暗号化すると初回バックアップは非常に時間がかかる可能性が高いです。Mac のデータ量によっては完了まで数日かかることもあります。ディスクを暗号化したいけどできる限り時間は短くしたいという場合は、手順 7 のフォーマット作業の際にパーティションマップ方式を「GUIDパーティションマップ」、フォーマットを「Mac OS拡張(ジャーナリング、暗号化)」で設定しておくと、バックアップの時間は短くなります。