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2015/04/25

PCのワイヤレススイッチがONにならない、またはONになっているのに無線が拾えない、そんな場合の確認事項

Windows モビリティ センター

パソコンで無線電波が検出できない場合

「パソコンのワイヤレススイッチがオンなのに無線が拾えない・・・」
「パソコンのワイヤレススイッチをオンにしてもオンにならない・・・」
そんな場合に確認してみてほしいこと。

以下で紹介する方法は、お使いのパソコンが、
Windows 7 または、
Windows Vista の場合に適用できる方法となる。

パソコンの無線スイッチがオンになっているのに無線が検出できない場合の確認事項

モビリティ センターでワイヤレス機能がオフになっていないか確認しよう

※ 以下はWindows 7のパソコン操作を例に解説。

1. 下記画像のようなパソコンの無線スイッチ(無線機能)はONになっているのに・・・

パソコンの無線スイッチ

2. 無線電波が一切拾えない・・・

パソコンで無線電波が一切拾えない

そんな場合は・・・

3. キーボードの [Windows]キー と [X]キー を同時に押し、Windows モビリティ センター を起動する。

[Windows]キー と [X]キー

キーボード操作が難しい場合は、[すべてのプログラム]→[アクセサリ]→[Windows モビリティ センター]で起動しても構わない。

4. ワイヤレスネットワークの項目が[ワイヤレスをオンにする...]をクリックする。

Windows モビリティ センター [ワイヤレスをオンにする...]

上記に該当していればこれで改善するはず。Windows モビリティ センターを開いた時に、ワイヤレスネットワークの項目が[ワイヤレスをオンにする...]ではなく、既に[ワイヤレスをオフにする...]となっている場合は、無線検出不可の原因が別なところにある。

またメーカ製のパソコンの場合、メーカ独自のワイヤレス機能オン/オフ切替ソフトがインストールされている場合がある。今回紹介した内容で改善できない場合は、パソコンメーカ提供のワイヤレス管理ソフトの状態を確認してみよう。

2015/04/22

一時 IPv6 アドレス(匿名 アドレス)ではなく、IPv6 アドレスで実通信させたいときは?(一時 IPv6 アドレスを無効にする方法)

一時 IPv6 アドレス(匿名 IPv6 アドレス)を無効にする方法

Windows Vista以降のOSではIPv6で外部と通信をする際に、実通信には「一時 IPv6 アドレス」を使用している。IPv6アドレスを元に自動的に生成される使い捨て的なアドレスのため、パソコンの匿名性が担保されるので、基本的には「一時 IPv6 アドレス」を有効にしたままで構わない。

ただIPv6アドレスを手動で設定したい場合(固定したい場合)や、「IPv6 アドレス」で実通信させたい場合は「一時 IPv6 アドレス」を無効にしなければならない。

一時 IPv6 アドレス(匿名 IPv6 アドレス)

「一時 IPv6 アドレス」を無効にする場合

netsh interface ipv6 set privacy state=disable

1. コマンドプロンプトを管理者として実行する。

コマンドプロンプト管理者として実行

2. 「netsh interface ipv6 set privacy state=disable」を実行する。

netsh interface ipv6 set privacy state=disable

3. NIC(アダプタ)を再起動する。

わかる方はコマンドで無効/有効にしてもよいが、GUI画面でアダプタのアイコンを無効にして再度有効にしても構わない。(パソコン再起動でも構わない)
NIC(アダプタ)を再起動

4. これで「一時 IPv6 アドレス」を無効にする作業は完了。

「一時 IPv6 アドレス」無効

「一時 IPv6 アドレス」を有効にしたい場合は、「netsh interface ipv6 set privacy state=enable」のコマンドを実行し、NICを再起動させるだけ。

2015/04/21

『ハードウェアの安全な取り外し』をいつでも簡単に表示させる方法! これで「画面右下にアイコンが表示されない! 」と悩む必要なし

ハードウェアの安全に取り外してメディアを取り出す

「ハードウェアの安全な取り外し」の画面を好きな時に自由に表示させる方法

「ハードウェアの安全な取り外し」のアイコンが表示されない場合の対処方法としても使える

そんなもの気にしていないという方には関係のない話だが、パソコンに取り付けた機器を外す際に、通知領域の「ハードウェアの安全な取り外し」を利用している方は多いはず。

そういったユーザにとって「ハードウェアの安全な取り外し」のアイコンが表示されない事態は、機器が取り外せない!といったピンチな状態となってしまう。

外付けデバイスにデータ書き込み中やアクセス中でなければ基本は取り外しても問題ないのだが、そういったことを判断できない場合、「ハードウェアの安全な取り外し」アイコンがあった方が安心という心情は理解できる。

以下の方法で、通知領域の「ハードウェアの安全な取り外し」アイコンを使用せずに、「ハードウェアの安全な取り外し」画面を自由に表示することが可能となる。

「ハードウェアの安全な取り外し」の画面のショートカットアイコン作成方法

いつでも「ハードウェアの安全な取り外し」機能を利用できるようにしておく

※ 以下はWindows 7での操作手順となる。

1. デスクトップ画面の何も表示されていない箇所で右クリックをする。

デスクトップ画面の何も表示されていない箇所で右クリック

2. [新規作成]にマウスオーバーし、[ショートカット]をクリックする。

[新規作成]から[ショートカット]

3. ショートカットの作成画面の 項目の場所を入力してください の部分に「rundll32 shell32.dll,Control_RunDLL hotplug.dll」を入力し、[次へ]をクリックする。

半角英数で rundll32 shell32.dll,Control_RunDLL hotplug.dll
rundll32 shell32.dll,Control_RunDLL hotplug.dll

4. 「ハードウェアの安全な取り外し」と名前をつけ、[完了]をクリックする。(名前は任意)

任意で名前を決める

5. デスクトップ画面上に「ハードウェアの安全な取り外し」のショートカットアイコンが作成された。

「ハードウェアの安全な取り外し」のショートカットアイコン

6. このアイコンをダブルクリックすればいつでも「ハードウェアの安全な取り外し」画面を表示させることができる。

ダブルクリックで「ハードウェアの安全な取り外し」画面が表示される

2015/04/14

SoftAPトラブル! PCを無線親機にしてスマホのWi-Fi接続はできたのにWebページが閲覧できない! (設定は無事終わったのにインターネットが利用できない)

Cを無線親機にしてスマホのWi-Fi接続はできたのにWebページが閲覧できない!

そして上記SoftAP設定がうまくいかない場合に試してみてほしいことも以下に載せている。
SoftAPトラブルシュート 繋がらない! 途切れる! 一度は繋がったのに・・・そんな場合に試してみてほしいこと

それでもうまくいかない・・・という質問を受けることがあり、その中でも、
「設定は問題なし!Wi-Fiも接続できた!でもWebページが閲覧できない!」
という質問を受けることが多い。

症状としては、パソコンを無線親機化するためのSoftAP設定が正常に完了し、パソコンから飛んでいるWi-Fiの電波をスマホでキャッチし無事に接続することはできたが、ブラウザを起動してインターネット上のWebサイトを見ようとするとページが表示できないというトラブルのようだ。

この症状に該当する場合は、以下で紹介する方法で改善できるかもしれないので試してみてほしい。

この症状は、スマホはiPhoneではなく「androidスマホ」、宅内の環境はブロードバンドルータ無しのモデムのみ環境の方に多く見受けられる気がする。

Wi-Fi接続はできたのにインターネット上のWebページが閲覧できない場合にやってみてほしいこと

そんな時はパソコンのDNS値を固定して改善するか確認してみよう

以下内容はSoftAPの設定に問題がないことを前提とした内容となるため、設定内容に自信がない場合はまず設定の見直しから実施してみよう。

1. 「ローカルエリア接続」、または「イーサネット」アイコンを右クリックし[プロパティ]をクリック。

以下のどちらのケースにおいてもローカルエリア接続(イーサネット)を右クリックし[プロパティ]をクリック。

■ ブロードバンドルータ 有 のLAN環境
ブロードバンドルータ 有 のLAN環境

■ ブロードバンドルータ 無 のLAN環境
ブロードバンドルータ 無 のLAN環境

※ ここから以下はWindows 7で「ローカルエリア接続」を選択した場合を例に解説していく。
※ Windows 8やWindows 8.1の場合は「イーサネット」アイコンで以下操作を実行しよう。
ローカルエリア接続のプロパティ

2. [ネットワーク]タブを開き、「この接続は次の項目を使用します」の欄にある[インターネット プロトコル バージョン 4(TCP/IPv4)]をダブルクリック。

TCP/IPv4をダブルクリックする際にレ点のチェックは絶対に外さないように気を付けよう!
[インターネット プロトコル バージョン 4(TCP/IPv4)]をダブルクリック

3. 「次の DNS サーバーのアドレスを使う」にチェックを入れ、優先 DNS サーバーの項目に 8.8.8.8 を入力し、[OK]をクリック。

優先 DNS サーバーの項目に 8.8.8.8 を入力

4. 残っている ローカルエリア接続のプロパティ 画面は必ず[OK]をクリック。

ローカルエリア接続のプロパティ 画面は必ず[OK]ボタンで閉じる

手順 1 ~ 手順 4 まで完了できたら、スマホ側がSoftAPのWi-Fiに接続できているかを確認のうえ、Webページが閲覧できるか確認してみよう。Webページが正常に閲覧できた場合は名前解決ができていないことが今回の原因となる。

今回設定した 8.8.8.8 はGoogleのパブリックDNSサービス「Google Public DNS」の値となる。このままでも問題ないかもしれないが、個人的には「Google Public DNS」はトラブル時の原因切り分けに使用したり、緊急時に使用することが多いため、8.8.8.8 のまま使うのではなく、自身が契約しているISP(インターネットサービスプロバイダ)でDNS値を公開しているか確認し、公開していた場合は上記手順 3の画面を再度開き、プライマリDNS値を「優先 DNS サーバー」に、セカンダリDNS値を「代替 DNS サーバー」の欄に入力し直しておこう。