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2015/03/28

どこでもインターネット!! iPhoneのテザリングを覚えて好きな場所で好きな時にパソコンをネットに繋げるようにしよう! 【iPhone / iOS 8】

iPhone テザリング

「引っ越しをした新居で光回線を申し込んだら開通までに時間がかかるって・・・どうしよう・・・それまでの間どうやってインターネットを利用すればいいの?」

「外出先など自宅以外の場所でインターネットをしたいけど、フリーのWi-Fiスポットはエリアが限られるし、データ通信カードやWiMAXを契約するとコストがかさむ・・・何かいい方法はないの?」

そんな時は テザリング を使おう!

iPhone 6(iPhone 6 Plus)でのテザリング設定

iOS 8でのテザリング設定

ネットワークに詳しくない方でも「テザリング」という言葉を耳にすることは多いはず。そのテザリングに関して本記事では詳しく解説していこうと思う。

テザリングを活用できるシーン(どんな時にテザリングが役に立つのか?)

どんな状況でテザリングを利用するべきか?

以下のようなシーンで「パソコンやタブレットをインターネットに接続したい!」と言う場合に テザリング を利用してみよう!

■ 自宅に固定回線が無い場合(フレッツ光などの光回線等を自宅に引いていない)

固定回線を自宅に引く予定がない場合以外にも、引っ越しなどで固定回線の開通までに時間がかかる際の代替としてもテザリングが活用できる。

★注意★
自宅に固定回線を引かずにテザリング1本でインターネットを利用する場合は「通信制限」に注意が必要。適度なWebサイト閲覧くらいしか利用しないというのであれば可能かと思われるが、毎日長時間動画を閲覧したり、データの送受信を頻繁におこなうような場合は固定回線は必要となる。

■ 外出先や出張先でインターネット回線が無い場合

外、旅行先などの出先でインターネット回線が用意されていない環境でも、iPhoneがLTE(4G)で通信可能な状況であれば、パソコンなどの他デバイスをテザリングでインターネットに繋ぐことが可能。

上記以外のケースでも、
自宅では固定回線を利用して、外ではイーモバイルなどのデータ通信カードを利用しているような環境を、テザリング1本にまとめることでコスト削減を図ったり、自宅の機器やWi-Fi環境の不調で固定回線でのインターネット接続ができないトラブル発生時に、テザリングを使うことでLTEでのインターネット接続に切り替えるなど、様々なシーンで活用できる。iPhoneに限らずLTE対応のスマホでテザリングをすれば、それなりに快適なインターネット環境を構築できる。ただ「通信制限」があることだけは忘れてはいけない。「ネットなしでは生きていけない・・・」というようなヘビーユーザは、自宅は固定回線、それ以外をテザリングと使い分けることが望ましい。

Wi-Fiテザリング / USBテザリング / Bluetoothテザリング の使い分け

3つのテザリング方式を理解して使い分ける

USBテザリング

iPhoneとパソコンを直接USBケーブルで接続する方式。
iPhone USBテザリング

「テザリングしながらiPhoneが充電できる」という点と、
「Wi-FiテザリングとBluetoothテザリングよりも高速」ということがメリット。

(o≧ロ≦)oデメリットは「iPhoneの充電はできるが、その分パソコン側のバッテリー消費が目立つ」ということ。

ちなみに・・・iPhoneのUSBテザリングでは「USB Lightningケーブル」を使用する。
USB Lightningケーブル

Wi-Fiテザリング

iPhoneを無線ルータ化してパソコンをWi-Fiで接続する方式。
iPhone Wi-Fiテザリング

「3DSなどPC以外の複数のデバイスが接続可能」という点と、
「パソコンをワイヤレス(無線LAN)で接続できる」(PCとiPhoneの距離が離れていても大丈夫)という点と、
「高速通信」(USBテザリングよりは速度面でやや劣るが、Bluetoothよりははるかに高速)ということがメリット。

(o≧ロ≦)oデメリットは「iPhoneのバッテリー消費が激しい」ということ。

Bluetoothテザリング

iPhoneとパソコンをBluetoothで接続する方式。
iPhone Bluetoothテザリング

「電力消費が一番少ない」(iPhoneとPC両方のバッテリーを温存したい時に便利)という点と、
「2回目以降のテザリング利用時はiPhoneを操作せずにパソコン操作のみで利用できる」ということが利点。

(o≧ロ≦)oデメリットは「USBやWi-Fiテザリングと比較してかなり転送速度が落ちる」ということ。

どの接続方式がいいかは個人の自由かと。「Wi-Fiだけで十分」という方や、「USBが一番、Bluetoothは使わない」という方もいれば「Bluetoothを一番よく使う」という方もいる。私個人としては、長時間テザリングを使用する時はUSB(電源確保ができる場所であればWi-Fi)、移動中や車内などでiPhoneをカバンやポッケに入れた状態でパソコンを操作したい場合はWi-Fi、電源確保ができない環境で使用する時はBluetooth、といったように使い分けている。

iPhone テザリングを利用する前の注意事項

テザリングを利用する前に知っておくこと(確認事項)

| テザリング を利用する前に |
テザリングを利用するには、docomo、SoftBank、auなど各キャリア側とのオプション契約が必要となる場合あり。

テザリング ご注意事項 | NTT docomo
テザリングオプション | SoftBank
テザリング | au

| テザリング 利用可能なiPhone |
iPhone 5以降のみ。(5 / 5s / 5c / 6 / 6 Plus)
※ それ以前のiPhoneでは利用不可。(4S / 4 / 3GS / 3Gなど)

iPhone 5より以前のiPhoneでのテザリング設定方法を公開しているサイトもあるが、キャリア側が許可していないので推奨しない。

| 通信制限 |
「7GB 制限」「1GB 制限」
※ ご存じの方も多いと思うので細かい説明は省略するが、LTE回線での通信量が月間で7GBを超えると速度制限がかかる。また3日間で1GB(キャリアによって異なる)を超えた場合も速度制限がかかることがある。なのでテザリング利用時は通信量には要注意だ。

私がテザリングを利用するのは月に数回で、Web検索で調べものをすることがメインとなるため、通信制限とは無縁となるが、テザリングで暇つぶしに動画を何時間も閲覧したり、大容量のファイルやアプリをダウンロードしたりするのは控えた方がよい。

テザリングの使用回数が多い方は、iPhone上で累積通信量を確認したり、Wi-Fi環境がある場合はiPhoneをWi-Fiに接続して利用するなどの意識が必要だ。通信量(データ利用量)の確認方法を知りたい方は以下の記事を参照。
速度制限まであとどれくらい? iPhoneの通信量(データ利用量)を確認する方法!

余談にはなるが、Wi-Fiルータ(無線親機)が無い状況でiPhoneをWi-Fi接続する方法を知りたい場合は以下を参照。
【Windows 8 / 8.1 編】 PCを無線親機にする逆テザリング設定
【Windows 7 編】 PCを無線親機にする逆テザリング設定

iPhone USBテザリング設定手順

USB テザリング

iPhone USBテザリング

1. テザリングで使用するパソコンに「iTunes」をインストールする。

※ 既にインストールしてある場合は不要。
iTunes

正確には、iTunesをインストールした時に一緒にインストールされる「Apple Application Support」「Apple Mobile Device Support」「Apple Software Update」という3つのソフトがパソコンにインストールされていればOK。この3つのソフトウェアがパソコンにインストールされていることを確認して次に進もう。
「Apple Application Support」「Apple Mobile Device Support」「Apple Software Update」

2. iPhoneの[設定]をタップし、次の画面で[インターネット共有]をタップ。

iPhone [設定] → [インターネット共有]

3. [インターネット共有]をONにする。

iPhone [インターネット共有]ON

インターネット共有をONにした際に以下のようなメッセージが表示される場合あり。

今回は「USBテザリング」の手順となるので[BluetoothとUSBのみ]または[USBのみ]をタップしよう。
「Wi-Fiはオフです」「Wi-FiとBluetoothはオフです」

4. これで設定は完了!iPhoneとパソコンを「USB Lightningケーブル」で接続しよう。

iPhoneの画面上部に「インターネット共有:1台接続中」と表示されたらパソコンでインターネットが利用できる!
「インターネット共有:1台接続中」

USB テザリング の設定はこれですべて完了。

iPhone Wi-Fiテザリング設定手順

Wi-Fi テザリング

iPhone Wi-Fiテザリング

1. iPhoneの[設定]をタップし、次の画面で[インターネット共有]をタップ。

iPhone [設定] → [インターネット共有]

2. [インターネット共有]をONにする。

iPhone [インターネット共有]ON

インターネット共有をONにした際に以下のようなメッセージが表示される場合あり。

今回は「Wi-Fiテザリング」の手順となるので[Wi-Fiをオンにする]または[Wi-FiとBluetoothをオンにする]をタップしよう。
「Wi-Fiはオフです」「Wi-FiとBluetoothはオフです」

以下 手順 3 の操作は必ず必要なものではないが、設定することを推奨する。

3. iPhoneから出る無線電波の名前と、その無線に繋ぐためのパスワードを変更しよう。

デフォルトのままだと、無線電波の名前が「●● の iPhone」という名前になることが多く、周囲にiPhoneのWi-Fiテザリング環境があることが丸わかりになってしまう。また無線電波に接続するためのパスワードはiPhoneが自動生成したものがデフォルトとなっているため覚えるのがツラい。そのためにここで無線電波の名前とパスワードをオリジナルにしておくことを推奨する。※ パスワードを推測されやすいものに設定するのは厳禁!(12345678などはNG)

まずは、iPhoneから発信される「電波の名前」を変更しよう!

[設定] → [一般] → [情報] → [名前] と進み変更するだけ!
※ 漢字や全角はNG、半角英数 で入力しよう。
iPhone 名前の変更

次に「Wi-Fiのパスワード」を変更しよう!

「インターネット共有」画面の["Wi-Fi"のパスワード]をタップして次の画面で変更して[完了]をタップするだけ!
※ 半角英数 8文字以上で入力。
iPhone Wi-Fiのパスワード変更

★重要ポイント★

4. iPhoneの画面が「インターネット共有」の画面になっていることを確認。

手順 3 の "Wi-Fi"のパスワード 変更後に[完了]をタップすると、「インターネット共有」画面になるのでそのままの画面をキープ!他の画面に切り替えてはNG!

違う画面(ホーム画面やロック画面やアプリ起動画面など)にしていると、次の 手順 5 の操作時に、
「iPhoneから出てる電波がパソコンから見えない (*゚Д゚)困!!」ということになる。
パソコンでiPhoneの電波をキャッチする際に、iPhoneの画面を インターネット共有 の画面にしておく

5. これでWi-FiテザリングのためのiPhone側の設定は完了。あとはパソコンで 手順 3 で決めた「無線電波の名前」をキャッチし「Wi-Fiパスワード」を入力するだけ。

ここはパソコン側の操作となる。
※ 今回は Windows 8 を使ったケースを例に解説。

手順 3 で決めた電波の名前(今回は「MIK」)をパソコンでキャッチし、Wi-Fiパスワード(今回は「my network knowledge」)を入力。
iPhone Wi-Fiテザリング パソコンで「無線電波の名前」をキャッチ
iPhone Wi-Fiテザリング 「Wi-Fiパスワード」を入力

iPhoneの画面上部に「インターネット共有:1台接続中」と表示されれば接続完了!
「インターネット共有:1台接続中」

Wi-Fi テザリング の設定はこれですべて完了。

iPhone Bluetoothテザリング設定手順

Bluetooth テザリング

iPhone Bluetoothテザリング

1. iPhoneの[設定]をタップし、次の画面で[インターネット共有]をタップ。

iPhone [設定] → [インターネット共有]

2. [インターネット共有]をONにする。

iPhone [インターネット共有]ON

インターネット共有をONにした際に以下のようなメッセージが表示される場合あり。

今回は「Bluetoothテザリング」の手順となるので[BluetoothとUSBのみ]または[Wi-FiとBluetoothをオンにする]をタップしよう。
「Wi-Fiはオフです」「Wi-FiとBluetoothはオフです」

3. Bluetoothがオンになっていることを確認。

手順 2 で既にBluetoothをONにしている場合は不要。
Bluetoothをオンにする

4. これでiPhone側の設定は完了!iPhoneとパソコンを Bluetooth で接続しよう。

あとはパソコンとiPhoneを「ペアリング」させるだけ。

Bluetoothでのペアリング方法や2回目以降の接続方法に関しては以下を参照。
Windows | 消費電力が低いBluetoothテザリングを素早く利用する! | ASCII.jp

iPhoneの画面上部に「インターネット共有:1台接続中」と表示されればペアリング完了!
「インターネット共有:1台接続中」

Bluetooth テザリング の設定はこれですべて完了。

2015/03/23

パソコン購入後の最初のセットアップはどうやる?Windows 8.1 / 8 初期セットアップ手順

パソコン初期セットアップ

Windows 8.1のパソコンの初期セットアップ手順

パソコン購入後にまず始めにすること

Windowsのパソコンを買った後の初期設定手順をおおまかにだけど紹介。

メーカごとの違いや、OSごとに違いがあるのであくまで参考程度のものとなる。

またWindows 8.1やWinodws 8のパソコンの場合、「Microsoft アカウント」を使うのか、「ローカルアカウント」でパソコンを使うのかによって大幅に手順が異なる。Windowsの機能をキチンと利用するには「Microsoft アカウント」で利用するのが一番だが、「Microsoft アカウント」の概念、新規登録方法などに関してはややこしい部分が多い。

「Microsoft アカウント」って何?という方は、以下を参照。
基礎知識 | Microsoft アカウント

Microsoft アカウントの新規登録を含めた初期セットアップ手順だと複雑化してしまうので、今回は「ローカルアカウント」を使ってパソコンを利用していくことを前提とした流れで解説する。パソコンの所持台数が1台、自宅以外の場所でパソコンを使用するケースは少ない、そんな利用環境であれば「ローカルアカウント」でも十分なはず。
※ パソコンの初期セットアップ後に、Office(ExcelやWordなど)のインストールを控えている場合は、どのみちMicrosoft アカウントが必要となるので、その場合は初期セットアップ時にMicrosoft アカウントを選択して進めよう!

パソコンを買ってきて箱から出して電源を入れたら・・・

1. 「地域と言語」画面で、国、言語、タイムゾーンを「日本」に設定し[次へ]で進む。

地域と言語

2. 「ライセンス条項」画面を[同意する]で進む。

ライセンス条項

3. 「パーソナル設定」画面で、色、PC名を決めて[次へ]で進む。

パーソナル設定

4. 「オンラインに接続」画面で自宅のWi-Fi(SSID)を選択する。

わからない場合は[この手順をスキップする]をクリックすればよい。
オンラインに接続

※自宅のSSIDを選択した場合のみ、次の画面で無線のパスワード(セキュリティキー)を入力しよう。
オンラインに接続 ネットワークセキュリティキー

5. 「設定」画面を[簡単設定を使う]で進める。

設定

6. 「Microsoft アカウントへのサインイン」画面で[新しいアカウントを作る]を選択して進める。

今回は「ローカルアカウント」を作成するので、[新しいアカウントを作る]を選択。
Microsoft アカウントへのサインイン

7. 「Microsoft アカウントの作成」画面で[Microsoft アカウントを使わずにサインインする]を選択する。

Microsoft アカウントの作成

8. 「お使いのアカウント」画面で自分のアカウントを作成し[完了]をクリックする。

お使いのアカウント

セットアップの流れはだいたいこんな感じになる。あとは以下画像のようなナビゲーションウィンドウが表示されるので完了するまで待とう。
アプリをインストールしています

何かあまり役に立たない今更な内容になってしまった・・・(。≧Д≦。) ゴメンなさい (-人-;)(;-人-)

パソコンメーカ別の初期セットアップ手順を詳しく知りたい場合は、以下参照。(こっちの方が詳しく載っている・・・)

2015/03/21

フレッツ光のインターネット初期設定に必要なSoftBank BB(Yahoo! BB)の認証IDと認証パスワード確認方法 【「ご利用開始のご案内」をWebで確認する】

インターネット初期設定 SoftBank BB

SoftBank BB(Yahoo! BB)の認証IDと認証パスワードをSMSから確認する

「ご利用開始のご案内」をWebから確認する方法

他人宅のインターネット初期設定を頼まれることが多々あるが、回線が「フレッツ光」の場合、インターネットサービスプロバイダ(ISP)から付与されるPPPoE接続用のユーザ名(ID)とパスワードが設定時に必ず必要となる。基本的には会員証のような封書が届き、そこに記載されていることが大半だが、契約プロバイダがSoftBank BB(Yahoo! BB)の場合は、「封書が届くケース」、「封書が届かずSMSで届くケース」、「SoftBank提供のBBユニットというルータに予め認証ID/PWが設定されているケース」などいくつかパターンがある。

「Yahoo! BBご利用開始のご案内(スターターパック)」が郵送で届いていない場合、ソフトバンクBBからSMSで届いている可能性があるためスマホのSMS(ショートメッセージサービス)を確認してみてほしい。

「ご利用開始のご案内(スターターパック)」を郵送ではなく、オンラインで受け取ることをユーザ側が選択した場合にSMSで届くようだが、実際のところ、オンライン受取を希望した覚えがないユーザもSMSで届いているケースが多々ある。

「ご利用開始のご案内」が手元に無くてネットの設定ができない・・・という場合は、一度スマホのSMSを確認してみよう。以下にSMSから「ご利用開始のご案内」をWeb上で確認する手順を紹介する。(以下はiPhoneでの確認手順を例に解説)

「フレッツ光」に限らず、光コラボでの「SoftBank光」を契約した場合もSMSで届く場合あり。

1. [メッセージ]アプリを起動。

iPhone メッセージアプリ

2. <ソフトバンクBB>からのメールを確認。

ソフトバンクBBより

3. リンク先を開く。

(重要)【ご利用開始のご案内】必ず契約内容をご確認ください

4. 携帯番号、郵便番号、生年月日を入力、[ログイン]をタップする。

この度はソフトバンクBBが提供するブロードバンドサービスへお申込みいただき、ありがとうございます。

5. [インターネット接続に必要な情報の確認]をタップする。

お客様専用ページへようこそ

6. 「認証ID(S-ID)」と「認証パスワード」が確認できる。

「認証ID(S-ID)」「認証パスワード」

これで、インターネット接続設定に必要な「認証ID」「認証パスワード」を確認することができた!
郵送でもSMSでも届いていない状況で、SoftBankのBBユニット(ルータ)も届いていない場合は、一度SoftBankに電話をしてみよう。

2015/03/18

MacからWindowsへ簡単アクセス! Windowsの中にあるファイルを Mac へ移動したり、閲覧する方法【MacとWindowsの共有設定】

MacとWindowsの共有設定

今回の記事内容とは逆の、WindowsからMacへアクセスする方法は、こちらの記事を参照しよう!

OSのファイル共有機能を使わず異なるパソコン同士でサクッとファイル転送をする方法は、こちらの記事を参照しよう!

WindowsのパソコンにMacのパソコンからアクセスする方法

MacからWindowsへアクセスするための共有設定

Windowsの中にある写真やデータファイルを、別パソコンのMacへ移動したい場合、
・クラウドサーバへアップロードする。
・メールに添付する。
・USBメモリや外付けHDDに移す。
など様々な方法があるが、上記のような方法が「手間」だったり「面倒」なケースがある。

頻繁にWindows内のデータをMacへ移動するような場合は共有設定を有効にしておくと便利だ。
今回はその方法を解説する。

「Mac OS X(Yosemite)」「Windows 8.1」のパソコンを使ったケースで解説する。

【設定するにあたっての条件】
■ Mac と Windows が同一ネットワークにあること。(有線LAN、無線LANどちらでも可)
Mac と Windows が同一ネットワーク上にあることが条件

それでは設定開始!

| Windows側の準備と設定 |

1. Windows 8.1の「IPv4アドレス」を確認する。

Windows IPv4アドレス確認

2. 「ネットワークと共有センター」画面を開き、[共有の詳細設定の変更]をクリックする。

「ネットワークと共有センター」画面 [共有の詳細設定の変更]

3. "プライベート(現在のプロファイル)"を展開し、[ファイルとプリンターの共有を有効にする]にチェックを入れる。

今回の設定には関連しないが、[ネットワーク探索を有効にする]にも一応チェックを入れておこう。
Windows 共有 [ファイルとプリンターの共有を有効にする] [ネットワーク探索を有効にする]

※現在のプロファイルが「パブリック」になっている場合は、共有がうまくいかない場合があるので、その際は「プライベート」へ変更してみよう。

4. "すべてのネットワーク"を展開し、「パブリック フォルダーの共有」項目で[共有を有効にして、ネットワーク アクセスがある場合は・・・]にチェックを入れ、「パスワード保護共有」項目で[パスワード保護共有を無効にする]にチェックを入れ[変更の保存]をクリックする。

「共有を有効にして、ネットワークアクセスがある場合はパブリックフォルダー内のファイルを読み書きできるようにする」「パスワード保護共有を無効にする」

これでWindows側の設定はほぼ完了だが、共有したいデータがWindows上のどこにあるかによってここからの作業が異なる。

今回の記事ではWindowsに元々ある「パブリックフォルダ」というフォルダにデータを格納し、そのWindows上の「パブリックフォルダ」にMacからアクセスする方法を解説する。(手順 5 以降を参照)

どうしてもデスクトップ上の特定のフォルダを共有したいという場合は、そのフォルダを右クリックし、[共有]から[特定のユーザー...]をクリック、次の画面で「Everyone」を共有グループに追加し、アクセス許可のレベルを設定し画面下の[共有]ボタンで確定するという作業が必要になる。
パブリックフォルダを使わずにファイル共有する場合

5. パブリックフォルダにMacと共有したいデータを格納し、Windows側の設定は完了となる。

※ 今回は「パブリックのドキュメントフォルダ」にデータを格納。(他のパブリックフォルダでも可)
パブリックのドキュメント

※ パブリックフォルダの場所がわからない場合は以下を参照。
「Windows 8.1 / Windows 8 のパブリックフォルダの開き方」
「Windows 7 のパブリックフォルダの開き方」

これでWindows側の準備はすべて完了となる。

MacのパソコンからWindowsのパブリックフォルダ(共有フォルダ)へアクセスする方法

Mac OS X YosemiteからWindows 8.1へアクセスする手順

Ⅰ. Finderのメニューバーから[移動]をクリックし[サーバへ接続]をクリックする。

Mac OS X Finderメニューバー → [移動] → [サーバへ接続]

Ⅱ. サーバアドレス に【Windows側の準備と設定】の 手順 1 で確認したWindows 8.1の「IPv4アドレス」を入力し、[接続]をクリックする。

Windows パソコンの「IPv4アドレス」を入力

smb://へ接続

Ⅲ. ゲストにチェックを入れ、[接続]をクリックする。

Mac OS X サーバへ接続 ユーザの種類:ゲスト

Ⅳ. マウントするボリュームを選択し[OK]をクリックする。

Mac OS X マウントするボリュームを選択してください

5. Windowsへのアクセスが完了し、Windowsの「パブリックフォルダ」が見える。「パブリックフォルダ」を開き「パブリックのドキュメントフォルダ」が見えれば共有は成功となる。


※ 毎回、上記の手順でアクセスするのは面倒なので、エイリアス(Windowsで言うショートカット)をデスクトップ上に作成すればWindowsへのアクセスが容易になる。