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2013/10/31

筆ソフトがインストールされていないPCでハガキを作成する方法③【宛名面作成 住所禄編】

Excel で住所録作成


Word の差し込み印刷で、連名を複数追加する場合でも、様以外の敬称を使う場合でも、どちらにも通用する住所録をExcel で作成する


前々回の記事と、前回の記事を参考にして、裏面(文面)の作成が終わったら、宛名面の作成になる。

そこでまず必要となるのが「住所録」だ。

この記事ではExcel 2010 を使用して住所録を作成する方法を解説していく。

今回の記事は前々回の記事に載せた「欠礼ハガキの作成」を依頼されたことがきっかけで書いたのだが、PCでハガキを作成する目的として一番多いのが「年賀状」になると思うので、以下は「年賀状作成用の住所録」を想定して解説している。そのため「連名」を複数追加するケースや、くだけた感じの敬称を使うケースを想定してみた。


ここで紹介する住所録の作成方法は、以下を目的とした場合の手順となる。

  • Word の「差し込み印刷」を使用して年賀状などハガキの宛名面を作成する場合

  • 宛名に連名を追加するケースが多く、宛先ごとに宛名が1人のみだったり、夫婦2人分の名前だったり、家族全員の複数人分の名前だったりと異なる場合

  • 宛名ごとに異なる敬称を使用する場合(様、くん、ちゃん、先生 などなど)

家族全員分の名前を連名として追加するのではなく「○○家 御一同様」として統一する場合や、敬称を「様」のみしか使わないという場合には、これから解説する通りの住所録ではなく、もっと簡単な構成の住所録で済んでしまうのでご注意を!


宛先ごとに連名の数や、敬称を変えてWord の差し込み印刷で宛名面を作成する場合の住所録をExcel で作成する

※今回は最大で5人分の連名を載せられる住所録を作成する。それ以上の連名数を必要とする宛先が存在する場合は、さらに連名を6以上に増やして住所録を作成するのもありだが、Word に差し込んだ時のレイアウトやデザイン調整が難しくなるので、「連名あり」の住所録と「連名なし」の住所録、または「連名なし~連名2まで」の住所録と「連名3以上」の住所録を別々に作成し、それぞれをWord の差し込み印刷で印刷する方がレイアウトの調整がし易く、見た目を整えやすい。


1. Excel を起動し、セルA1から住所録に必要な項目を作成していく

※以下は「連名なし」と、最大で「5名分の連名」を必要とする宛先が混在している状況、宛名ごとに敬称が「様」だったり「くん、ちゃん」だったり「先生」だったりと混在している住所録を作成する際に必要な『項目』になる。

  • 『氏名』
  • 『フリガナ』
  • 『姓』
  • 『名』
  • 『敬称1』
  • 『連名1』
  • 『敬称2』
  • 『連名2』
  • 『敬称3』
  • 『連名3』
  • 『敬称4』
  • 『連名4』
  • 『敬称5』
  • 『連名5』
  • 『敬称6』
  • 『郵便番号』
  • 『住所1』
  • 『住所2』

※必ず セルA1 から順に入力すること!セルの結合厳禁!

18の『項目』を作成


2. データを入力する

早速データを入力していくわけだが、すべてを手作業で地道に行うわけではない!

  • 『フリガナ』⇒(PHONETIC関数で自動入力)
  • 『姓』⇒(区切り位置指定ウィザードで自動入力)
  • 『名』⇒(区切り位置指定ウィザードで自動入力)
  • 『郵便番号』⇒(郵便番号変換ウィザードで自動入力にすることもできる)
  • 『住所1』⇒(Microsoft IME の人名/地名 変換モードで一発変換)
の4項目は手作業でわざわざ入力する必要はない!

この住所録作成に関しては下記のサイトで大変わかりやすく図解で説明してくれているので、是非参考にして効率よく作成していただきたい。Excel 2007 で作成する場合を解説しているサイトだが、Excel 2010 でも操作方法は変わらない。

参考サイト:Be Cool Users
http://www.becoolusers.com/use/directory0.html


※住所録を作成する際に、Microsoft のIME ではなく、Baidu IME を使用するとPHONETIC関数が働かない!、日本語入力にならない!などの予期せぬトラブルが起こる場合があるので、Microsoft のIME を使用することをおすすめする。
Baidu IME


完成した住所録はこんな感じ!
※こんな感じで何十、何百名の住所録を完成させる!
住所録完成


この住所録とWord の差し込み印刷を使って、宛名面を完成させる方法は次の記事で記載する。



2013/10/29

筆ソフトがインストールされていないPCでハガキを作成する方法②【裏面(文面)の印刷編】

Word でハガキ作成


Word で作成した文面を印刷してみよう


前回の記事で、裏面(文面)のデザインをWordに挿入する方法を紹介したが、 今回はその作成した裏面を印刷する方法を解説する。

※使用しているプリンタにより多少画面構成が異なる。今回はEPSONのEP-703A を使用しての印刷手順を解説する。

※プリンタによっては印刷時の汚れ防止のため、先に宛名面(表面)を印刷し、次に文面(裏面)を印刷するよう推奨しているタイプもある。そういったプリンタをお使いの場合はそれに従い印刷することをおすすめする


印刷方法


1. [ファイル]タブから、[印刷]をクリック

ファイルタブから印刷を選択


2. [プリンターのプロパティ]をクリック

プリンターのプロパティ


3. [用紙種類]を選択し、[用紙サイズ]を[ハガキ 100 × 148 mm]に合わせる

用紙種類と用紙サイズを設定


4. テスト印刷として印刷部数を 1 に設定し、[印刷]をクリック

テスト印刷


印刷されたものを確認し、問題がなければ必要部数印刷をかける。
宛名面(表面)の作成に関しては次の記事に記載する。



2013/10/27

筆ソフトがインストールされていないPCでハガキを作成する方法①【裏面(文面)編】

Word 2010


PCでハガキを作成する!


知人宅にお邪魔した際に、急遽、欠礼ハガキの作成を頼まれた。
OK!と安請け合いしたが、筆ぐるめ、筆まめ等のハガキ作成ソフトが入っていないPCだったので、Word 2010 で作成することになった。

私はWord が嫌い(というより苦手)で、仕事でもプライベートでも自分からWord を使用して何かを作成することはほぼない。そんな私がWord でハガキを作成することに不安がよぎったが、思ったよりも簡単だったので、備忘録を兼ねて記しておこうと思う。


※欠礼の文面やデザインを凝った内容でいちから作成するのであればWord だけでは苦しいが、フリーのテンプレート素材を使用したり、他のソフトで作成したデザインを使うのであれば簡単に作成することができる。


Word2010 でハガキを作成する方法【裏面(文面)編】


裏面作成⇒裏面印刷⇒宛名面作成⇒宛名面印刷 の順で作成していく。


1. Word を起動し、[ページレイアウト]タブから[サイズ]をクリックし、[ハガキ 100 mm × 148 mm]を選択

レイアウトサイズを「ハガキ」にする


2. [余白]をクリックし、[ユーザー設定の余白]を選択。

余白設定


3. ページ設定画面の[余白]タブを選択し、[上]、[下]、[左]、[右]の値を入力し余白を設定し、[印刷の向き]を選択したら[OK]ボタンをクリック

※[上]、[下]、[左]、[右]の各余白の値に悩む場合は、まず5 mm で揃えてみる。
すべての余白を設定


4. [挿入]タブから、[図]をクリック

図を挿入


5. ダウンロードした素材、または事前に作成したデザインを選択し挿入する

※挿入するファイルはJPEGやPNG などの画像形式で保存してあるものとする。
裏面(文面)を挿入


これで裏面(文面)は完成。


画像を複数追加したり、テキストボックスを挿入して文章を追記するなどは自由。
デザインが決まったら印刷テストを実施し微調整を行う。
印刷方法に関しては次の記事に記載する。



iPhone の中にある大量の写真や動画を他の人と共有する方法【iOS 7編】

iOS7


何百枚もの写真や大容量の動画を他の人からもらう!他の人にあげる!


iPhoneの中にある大量の写真や動画を送ってほしい!
iPhoneの中にある大量の写真や動画を送りたい!

そんな時に使える方法を紹介。


今回は「iCloud」というクラウドサービスの「フォトストリーム」を利用してみる。

※iOS 7 からiCloud の機能性もアップしている。知っている方にとってはより便利なものになったが、初心者には「意味がわからん」ということ多いだろう。なので今回は難しい説明抜きで、iPhone に慣れていない方でも、自分で設定ができるような解説をしていきたいと思う。


以下が今回使用したデバイスとなる。

  • データをあげる側 : iPhone [ iOS 7 ]
  • データを受け取る側 : iPhone [ iOS 7 ]
  • やりとりするデータの種類 : iPhone に保存している写真と動画

※iPhone 同士でないと今回の設定はできないというわけではない。Mac や Windows PC でも可能な方法となるが説明が複雑になるので、今回はわかりやすくiPhone 同士での設定手順を解説する。


※写真の共有は問題ないが、iCloud のフォトストリームで動画を共有できるのは、送る側と受け取る側の両方のデバイスが「iOS 7」であることが条件。どちらか一方がiOS 6 などの旧OSの場合は今回の方法での動画の共有はできないのご注意を!


写真や動画を『あげる側』の設定


1. 写真アプリをタップ

写真アプリ


2. 画面下部の[共有]をタップ

共有


3. 新規共有ストリーム... の左側にある[+]をタップ

新規共有ストリームに追加


4. [ストリーム名]に好きな名前を入力し、[次へ]をタップ

ストリーム名


5. 写真や動画を渡したい相手のメールアドレスを指定し、[作成]をタップ

※[作成]をタップすると相手側へ共有ストリームへ招待するメールが送られる。
メールアドレスを指定


6. 自分が作成した「共有ストリーム名」をタップ

自分が作成した「共有ストリーム名」をタップ


7. [+]をタップし、渡したい写真や動画を選択する

写真や動画を選択


8. 相手先に共有する写真や動画の選択が完了したら、[完了]をタップ

相手先に共有する写真や動画の選択が完了


9. 次に表示される画面で[投稿]をタップ

※コメントを入力することも可能(空欄のままでも問題ない)
投稿をタップ


10. 以上で「写真や動画をあげる側」の設定は完了

「写真や動画をあげる側」の設定完了



写真や動画を『受け取る側』の設定


1. 共有ストリーム(フォトストリーム)に参加するための招待メールが届く

フォトストリームへの招待メール


2. 招待メールを開き、[このフォトストリームに参加]をタップ

このフォトストリームに参加


3. 共有ストリームの中に表示されている今回参加したストリーム名をタップ

今回参加したストリーム名をタップ


4. 相手側が共有してくれた写真や動画が一覧で表示されるので左上の[選択]をタップ

写真や動画の一覧から任意選択可能


5. 自分のiPhone へ取り込みたい(ダウンロードしたい)写真や動画を選択し、画面左下にある[アクションアイコン]をタップ

写真や動画を選択しアクションアイコンをタップ


6. [カメラロールに保存]をタップすると選択した写真や動画が取り込まれる

フォトストリームからの取込完了
以上で完了となる!


この方法を使えば、何百枚もある写真や、iPhone で撮影した動画を家族/友達/知人/同僚へ簡単に共有することができ、相手側で好きなデータのみを選択して自分の端末へ保存することができる。



2013/10/24

Skype の音出ない!聞こえない!Webカメラがぁ!困った時の自動診断修復ツール

Skype 修復ツール


面倒な作業をしなくとも、Skype の音声トラブル、映像トラブルはこれで直るかもしれない


つい先日、Skypeが使えなくなったと知人から相談を受けた。よくわからない状況だったがSkypeを使用して何かの打合せをしている最中に使えなくなったらしく早急に直したいとお願いされた。


Webカメラが認識されず、相手に声も届かなくなったと言われ、とりえあず「PC再起動」してみるも改善なしの状態。車で数十分の場所なので「今から行くから」と言っても、そんなに待てない的な様子で、あれこれ原因を探っている暇はないみたい・・・


Skype でのサウンドの再生と録音、Webカメラ、および接続の問題を自動的に診断して修復するツール Microsoft 「Fix it」を試してみたら見事改善!


原因が分からぬまま改善というのは個人的には気持ち悪いのだが、喜んでくれたのでまぁよしとするか。


Skype の音声や映像に関するトラブル発生などの緊急時にはこのツールを試してみるのもありかもしれない。
http://support.microsoft.com/mats/skype



iPhoneの絵文字が気に入らない!ガラケーのようにデコメを自由に使う方法


iPhoneでいろいろな絵文字やデコメを使う方法


参考サイト
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1210/10/news132.html


つい先日、女房がガラケーから、iPhone 5c に変更した。
うちの女房は自他ともに認める機械オンチであり、スマホを持つのは初めてになる。

案の定、セットアップから使い方まで手取り足取りを教えるハメになってしまった。

その女房からの質問で即答できなかったのが、「もっとかわいい絵文字を増やしたい」という内容だ。

私自身が絵文字を使ってメールをすることがほとんどないので、今までそんなこと気にしたことがなかった。


女房の要望は、
メールアプリのデフォルトラインナップでは嫌だ!
いちいちカメラロールから引っ張ってくるのは面倒!
メールの文中に自由にデコメを入れたい!

この3つの条件を満たすための方法を今回の記事で紹介する。


今回の方法は、自分のiPhoneに絵文字やデコメールができるアプリをいくつかインストールし、女房が一番喜んだ方法を紹介するだけなので最良とは言えないかもしれないし、もっといい方法があるかもしれないのでその点はご容赦いただきたい。


iPhoneでも自由にデコ絵文字が使えるアプリ『デコメーラー』のインストールからセットアップまでをiPhone初心者でもできるように解説する


※下記はSoftBank 契約のiPhoneでの操作説明になる。


au での利用の場合は、デコメーラーのFAQを参照。
http://decomailer.awalker.jp/faq.php


【事前準備として】
デコメーラーをインストールしたいiPhoneの「@i.softbank.jp」のメールアドレスのPWが必要になるのであらかじめ確認しておく必要がある。(下記手順1参照)


1. メッセージアプリを起動し、157から届いているメールの中から、Eメール「@i.softbank.jp」のPWを確認する

「@i.softbank.jp」のPWを確認

※My SoftBank や、Apple ID のパスワードではないので、上記図と同じような157から届いているメールを探すこと!157からのメール1発目はiPhone契約後、即届くのでiPhoneを使い始めて日が経っている方はSMS/MMSをだいぶ遡って探す必要あり。また初期の「@i.softbank.jp」のメールアドレスを変更している方が大半のため(iPhone契約時に好みのアドレスや前機種から引継いだアドレスを利用する方が大半という意味)、自分が今利用している「@i.softbank.jp」のメールアドレスに対するPWが載っている157からのメールを探すこと!


※どうしてもPWがわからないという場合は以下を参照。
http://decomailer.awalker.jp/ps_softbank.html


2. App Store で「デコメーラー」を検索

App Store で「デコメーラー」を検索


3. [無料]をタップ

デコメーラー


4. [インストール]をタップ

デコメーラー


5. Apple ID のPWを入力し、[OK]をタップ

※手順1で確認したPWではなく、Apple ID のPW。
Apple ID のPWを入力


6. インストール完了後、「デコメーラー」を起動し、メール設定の画面内の「初期設定を行います」で[OK]をタップ

デコメーラー初期設定


7. [Softbank]を選択

Softbank


8. 「@i.softbank.jp」のメールアドレスを入力し、[次へ]をタップ

メールアドレスを入力


9. 「@i.softbank.jp」のPWを入力し、[完了]をタップ

※ここで入力するPWが手順1で確認したPWになる!
パスワードを入力


10. 「認証できました」と表示されれば成功![OK]をタップ

認証成功


11. Javater設定のするしないを選択

※ちなみに私はスキップを選択した。
Javater設定


12. 「@i.softbank.jp」のメールアドレス宛てに届いてるメールをサーバからすべて受信する前に、起動中のアプリをすべて終了させる(マルチタスクから終了)

マルチタスクから起動中アプリ終了


13. [全メール受信開始]をタップ

全メール受信開始


14. すべてのメールを受信すればセットアップ完了!

セットアップ完了


※この後に、「プッシュ通知送信」、「連絡先へのアクセス」の許可を求めるMsgが表示されるので、[OK]で許可すれば初期設定はすべて完了となる。


これでiPhone でもデコ絵文字が自由に使える!元々iPhone 入っていた「メール」アプリを併用する方はこのままで構わないが、「メール」アプリでのメール受信を止めておきたいという方は、

[設定]⇒[メール/連絡先/カレンダー]⇒[○○○@i.softbank.jp] と進み「メール」をオフ

にすれば、デコメーラーのみで今までのようにメールが受信できるようになる。「メール」アプリでの受信を復活させたい場合は先ほどの手順でオフにしたところをオンにすればよい。