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2013/06/26

無線LAN 速くならない!速くしたい!高速規格での無線LAN設定で注意するべきポイントは


Windows PC で

IEEE802.11ac
IEEE802.11n/a
IEEE802.11a


の高速規格で無線LANを利用する方法。または既に利用しているのに速度が遅いと感じてる場合の確認ポイント。



【手順1】 現在利用中の無線LAN規格を確認してみる

既に無線LANでインターネットを利用中の方は、現在、自分が利用している規格をまず確認してみよう。(無線LANの初期設定の場合は【手順2】へ進む)

コマンドプロンプトで、「netsh wlan show interface」と入力する。

コマンドプロンプトの起動方法は、キーボードの「Windows」キーと「R」キーを同時に押下し、表示されたダイアログに「cmd」と入力しEnter。




この方法はWindows Vista、Windows 7、Windows 8 のみで確認可能だが、Vistaの場合は、実際にはIEEE802.11nの規格で接続できていても、IEEE802.11aや802.11gと表示される。この現象は表示上の問題でVistaリリース後に802.11nの規格が登場したためである。同じように802.11acは最新の規格のためこのコマンドで確認することは今のところできない。その場合はワイヤレスネットワーク接続の速度表示を確認してみるのもひとつの目安となる。
ワイヤレスネットワーク接続の速度表示



【手順2】 無線親機(ルータ)と無線子機(PC)の設定

Windows XP のPCで内蔵無線でお使いの場合は、802.11n/a、802.11n/g、802.11acには対応していないため、別途外付けの無線子機を用意する必要あり。


《無線親機(ルータ)側の設定》

※最近のルータであれば、親機(ルータ)側の設定は、「不要」なものが多いが、機種によっては下記のような設定をしなければ利用できないタイプの機器もある。

・802.11n、802.11acで利用する場合は無線の暗号化方式をWPA2-PSK AESに設定しなければならない。現在の暗号化設定がWPA2のAES以外なら暗号化を変更することでの速度向上は見込める。

・802.11a、802.11n/a、802.11acで利用する場合は、下記図のように802.11a(5GHz帯)を有効に設定変更しなければならない機種もある。






《無線子機(PC)側の設定》

※注意点※
USBタイプの無線子機を使用する場合、USB規格の上限値を超える速度は出ない。

USB2.0 : 480Mbps
USB3.0 : 5120Mbps(5Gbps)

例えば、802.11acの無線規格対応の無線子機で、最大速度が866Mbpsという機種であっても、USB3.0非対応で、USB2.0までしか対応していない機種、または、無線子機側は、USB3.0対応でも、取付けるPC側のUSBポートが、USB2.0までしか対応していない場合は、USB2.0の限界速度である480Mbpsを超えることはできない。


※802.11acで接続するには、802.11ac対応の外付け無線子機(アダプタ)が必要。
802.11ac対応の無線アダプタを内蔵したPCはこれから増えていくはず。
http://ascii.jp/elem/000/000/797/797384/

※802.11nや802.11aであれば、子機(PC)側の設定は、「不要」なものが多いが、機種によっては、下記のような設定をしなければ利用できないタイプの子機もある。

ワイヤレスアダプタの設定で、802.11nや802.11aを有効に設定。例えば、

1. デバイスマネージャーを起動。

2. ネットワークアダプタを展開し、ワイヤレスアダプタを右クリック。

3. ワイヤレスアダプタのプロパティを開き、「詳細設定」をクリック。

4. 「ワイヤレスモード」 *1 を、ご希望の規格に設定。

*1 お使いのデバイスによって、名称は様々。「ワイヤレスモード」、「11nモード」、「802.11n チャネル幅」などなど、PCによって表示は異なるため、どれを変更すればいいのか不明な場合は、PC メーカに「802.11○○の規格で無線を利用したいが、どこを変更すればいいのか?」と確認してみるのが手っ取り早い。

参考サイト
http://www.fmworld.net/cs/azbyclub/qanavi/jsp/qacontents.jsp?PID=3109-7120#case2
http://www.nc.kyushu-u.ac.jp/net/kitenet/topics/faq_12.html



【手順3】 最終確認

無線LANルータとPC間を無線で接続する。

※注意※
5GHz帯(802.11a、802.11n/a、802.11ac)のSSIDと、2.4GHz帯(802.11g、802.11n/g)のSSIDが別になっているケースが多いので、接続間違いに注意。高速規格(802.11n/a、802.11ac)で接続する場合は、どのSSIDが5GHzかを確認のうえ接続すること。



OS別の無線接続方法に関しては以下を参照。

Windows XP の場合
Windows Vista、Windows 7 の場合
Windows 8 の場合
Mac OS 10.7、Mac OS 10.8 の場合




コマンドプロンプトで
「netsh wlan show interface」を実行し現在の利用規格を確認、または、速度測定サイトで無線LANでの回線速度を確認。
http://www.usen.com/speedtest02/index.html





2013/06/25

無線LANが遅い!不安定!各規格の特性を知り自分の環境に適した規格を選択しよう


前回の記事で、簡単に無線LANの規格について説明したが、大切なのは、無線親機(無線LANルータ)が、高速の規格に対応した高機能タイプを利用すればOKというわけではないということである。

「高速な規格で無線LANを利用しよう」とするのならば、

★無線親機(無線LAN)ルータがその規格に対応している。

★無線子機(PCのワイヤレスアダプタ)がその規格に対応している。

この2点が揃っていないとお好みの規格での設定はできないということである。



それを踏まえたうえで、考えると・・・・・

速度を重視するなら、

第1位 : IEEE802.11ac
第2位 : IEEE802.11n/a
第3位 : IEEE802.11n/g
第4位 : IEEE802.11a
第5位 : IEEE802.11g

という順番になる。ただ各規格の注意点として、


◆IEEE802.11ac


⇒最新の規格のため、無線親機(無線LANルータ)は比較的高価なものが多い。

⇒最新の規格のため、今のところ専用の外付け無線子機が必要。
 (今後802.11ac対応内蔵ワイヤレスアダプタ搭載のPCがリリースされていくだろう)

◆IEEE802.11n/a


⇒無線子機側が非対応の場合がある。その場合は対応の外付け無線子機を用意。

⇒802.11gよりは障害物の影響を受けやすい。例えば、1階から3階まで無線電波を飛ばす場合や、家具や部屋を隔てて利用するような場合には適していない。

◆IEEE802.11n/g


⇒802.11n/aに比べ対応している無線子機(PC)は多いが、電波干渉を受けやすく、干渉(混信)は避けて通れない。干渉時には802.11n/aよりは速度が劣る。

◆IEEE802.11a


⇒802.11gよりは障害物の影響を受けやすい。例えば、1階から3階まで無線電波を飛ばす場合や、家具や部屋を隔てて利用するような場合には適していない。

◆IEEE802.11g


⇒PCだけではなく、プリンタやゲーム機等、多くの機器が対応している規格になるが、それだけたくさんのユーザが利用している規格になるため、電波干渉(混信)は避けて通れない。干渉時には802.11aよりは速度が劣る。
上記を踏まえて、ご自身の環境にあった規格を選択しよう。

IEEE802.11ac対応のルータをお持ちであれば、最高速の規格のため、迷わず802.11acでの無線LANを構築しよう※有線LAN(LANケーブル接続)よりも速い無線LANが構築可。


IEEE802.11n対応のルータであれば、近隣との電波干渉が少なく速度低下が少ないIEEE802.11n/aでの利用に挑戦しよう。


IEEE802.11acIEEE802.11n/gには非対応、IEEE802.11aには対応しているルータをお持ちで、現在IEEE802.11gで、速度や接続トラブルに悩まされている場合は、電波干渉に強いIEEE802.11aの規格での利用に変更してみよう。

※上記にも記したが「802.11a」は「802.11g」に比べ干渉には強いが、障害物の影響を受けやすいという特性もあるため、フロアを隔てるような環境(1Fから3Fへ無線を飛ばしたい等)には不向きな場合があるので注意。ワンフロア(マンションや集合住宅)で近隣電波の影響に悩まされている場合はおすすめ。








2013/06/23

無線LANが遅い!不安定!そんな時はまず無線LANの各規格ごとの特徴から理解しよう


正確な調査をしたわけではないので、あくまで感覚値としての話になるが、身近な人達のネット環境や、ご相談をいただく方々のネット環境を見ていると、6割~7割の方が無線LANでネットを利用しているように思える。

なので、無線LANに関する相談や悩みが非常に多いのが現状となる。


特に相談内容として多いのが、速度に関する悩みとなる。

・無線LANにしたら遅くなった。
・高価(高機能)な無線LANルータを購入したのに速くならない。

そんな悩みを抱えた方がとても多い。

まずは、高速無線LANを構築するうえで、最低限知っておかなければいけないことを確認してみよう。

各規格の伝送速度や周波数帯域に関しての詳細は以下のようなサイトを参照。
(興味のある方は確認を!)
http://www.allied-telesis.co.jp/products/list/wireless/knowl.html
http://thehikaku.net/wireless/point.html
http://www.iodata.jp/product/network/info/base/kikaku.htm



無線LANの各規格の特徴について復習


【スピード】

IEEE802.11a : 最大速度:54Mbps
IEEE802.11b : 最大速度:11Mbps
IEEE802.11g : 最大速度:54Mbps
IEEE802.11n : 最大速度:600Mbps
IEEE802.11ac : 最大速度:6900Mbps

見たままだが、IEEE802.11n とIEEE802.11ac が断然速い。

※802.11nに関する詳細は下記サイトを参照。
http://www.infraexpert.com/study/wireless15.html

※802.11acに関する詳細は下記サイトを参照。
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1303/29/news049.html



次に『電波干渉』とは何かを知っておこう


干渉とは、混信的なイメージで構わない。

無線LANでは規格ごとに使用できる帯域(無線通信で使用する道路)が決められているため、誰かが既に利用している帯域で、自身の無線通信を試みれば、帯域の奪い合いが生じ、無線のパフォーマンスが低下してしまう。

例えば、「無線通信速度」を「車の流れ」とし、「帯域」を「道路」と例えると、渋滞している道路では、「車の流れ」は当然ながら遅くなる。

これが簡単に言うと『電波干渉』である。


今普及している無線LANの大多数は、IEEE802.11gの規格で利用している。

難しい話を抜きにすると、IEEE802.11gの帯域は常に渋滞しているイメージとなる。


それに加えて、各規格ごとに干渉しやすい、しにくいが別れている。(下記参照)

そして一番普及しているIEEE802.11gの帯域は元々、電波干渉しやすい規格になる。

IEEE802.11a : 電波干渉しにくい(近隣の無線電波に影響されにくい)

IEEE802.11b : 干渉しやすい(近隣の無線電波に影響される)

IEEE802.11g : 干渉しやすい(近隣の無線電波に影響される)

IEEE802.11n/g : 干渉しやすい(近隣の無線電波に影響される)

IEEE802.11n/a : 電波干渉しにくい(近隣の無線電波に影響されにくい)

IEEE802.11ac : 電波干渉しにくい(近隣の無線電波に影響されにくい)

 干渉に関する詳細は下記サイトを参照。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0810/28/news006.html



一番多く使われているIEEE802.11gでの無線LANでは、ただでさえ干渉しやすい帯域なのに、利用ユーザが多いため、電波干渉による速度低下やトラブルを避けることが難しい状況にあるということである。

 IEEE802.11gの最大速度(理論値)54Mbpsに近いスピードで、無線LANを利用するのはほぼ不可能に近いと考えてもらっても構わないかもしれない。

※802.11gの帯域は、電子レンジやコードレス電話機等の家電製品とも干渉する。


「PCもルータも新品なのに、全然早くない」

という言葉をよく耳にするが、IEEE802.11g規格での無線LAN利用が大きな原因となっているケースも少なくない。

新品のルータやPCを「車」に例えると、「新車」ということになるが、いくら新車であっても、道路が渋滞していれば、他の車と同様にノロノロ走るしかない。

例え話が下手で申し訳ないが、そういうイメージで考えていただければよい。


このあたりをある程度理解したうえで、無線LANを構築するのと、そうでないのとではだいぶ違ってくる。




2013/06/21

ルータの中に入ってみよう!ルータ設定画面を開くためのメーカ別LAN側IPアドレスまとめ

ルータの中に入ってみよう!ルータ設定画面を開くためのメーカ別LAN側IPアドレスまとめ


今後、無線LANの設定など、ルータ機能を利用した様々なTipsを掲載していく予定だが、その際に「ルータへの設定」は避けては通れない内容となる。なのでルータにログインする(設定画面を開く)際に必要となる、各社ルータのLAN側IPアドレスをここにまとめてみる。


機種ごとに仕様が異なるなので、以下に当てはまらない製品も多々あるが、代表的な機種に絞って、メーカ別にいくつかまとめてみた。


最新機種に関する情報は分かり次第、都度更新をかけていきたいと思う。


その前に、ルータにログインする(設定画面を開く)方法を復習


ブラウザを起動し、アドレスバーにログインしたいルータのLAN側IPアドレスを入力するだけ。
ブラウザを起動し、アドレスバーにログインしたいルータのLAN側IPアドレスを入力する
難しい作業ではないが、正しい値の入力が必要となる。
(ルータのLAN側IPアドレスは動作モードにより異なる)


当然だが、有線、または無線LANで、ルータとPC間の接続が正常に確立できていることが条件だ。


そして少し難しい話になるが、PCのIPアドレスと、ログインしたいルータのIPアドレスのネットワーク部が同じ値である必要がある。ルータモードで動作していればこの部分を意識する必要はないが、ルータがブリッジモードで動作していて、上流DHCPからIPを自動取得しないタイプの機種に対してログインを試みる際に重要なポイントととなる。


このあたりに注意すればルータにログインし設定画面を開くことはさほど難しいことではない。



以下文内のは、「上流DHCPのネットワーク部第3オクテット(192.168.の次の数字)と同じ値」を意味する。


【BUFFALO】

動作モード切替スイッチが「ON」の場合
(ルータモードで動作中、ROUTERランプ緑または青点灯)
のIPアドレスは192.168.11.1


動作モード切替スイッチが「OFF」の場合
(ブリッジモードで動作中、ルータ機能停止、ROUTERランプ消灯)
のIPアドレスは192.168.11.100

「OFF」状態のBUFFALOにログインするためには、次のどちらかの条件を満たす必要がある。
・PC のIPアドレスのネットワーク部(先頭24bit部分)を同一の192.168.11に合わせる。(上流DHCPが192.168.11の場合は不要)
・BUFFALO製のユーティリティ「エアステーション設定ツール」を利用する。
※前者はPCのIP一時固定等の作業が発生、後者はソフトのインストールが必要となる。


動作モード切替スイッチが「AUTO」の場合
(ルータモードで動作中、ROUTERランプ緑または橙点灯)
のIPアドレスは192.168.11.1


動作モード切替スイッチが「AUTO」の場合
(ブリッジモードで動作中、ルータ機能停止、ROUTERランプ消灯または橙点灯)
のIPアドレスは192.168.*.2 以降



【NEC】

ルータモード時(ACTIVEまたはPPPランプ緑点灯)
のIPアドレスは192.168.0.1、または192.168.10.1


ブリッジモード時(ACTIVEまたはPPPランプ橙点灯)
のIPアドレスは192.168.*.211

※一部機種においては 、192.168.*.210
※一部機種においては、上流のDHCPに関わらず 192.168.0.210 の固定値になる機種もある。この機種がブリッジモードで動作している際にログインするにはPC のIPアドレスのネットワーク部(先頭24bit部分)を同一の192.168.0に合わせる必要がある。(上流DHCPが192.168.0の場合は不要)



【PLANEX(PCI)】

ルータモード時のIPアドレスは
192.168.111.1、または192.168.1.1


ブリッジモード時のIPアドレスは
192.168.*.250

【Logitec】

ルータモード時のIPアドレスで代表的な値は
192.168.2.1
それ以外では192.168.0.1、や192.168.1.200の機種もある。


ブリッジモード時のIPアドレスはルータモード時と同じ値で
192.168.2.1
※この機種がブリッジモードで動作している際にログインするにはPC のIPアドレスのネットワーク部(先頭24bit部分)を同一の192.168.2に合わせる必要がある。(上流DHCPが192.168.2の場合は不要)



【I・O DATA】

ルータモード時のIPアドレスは
192.168.0.1、または192.168.1.1


ブリッジモード時のIPアドレスは
192.168.*.2 以降
※一部機種においては、上流のDHCPに関わらず 192.168.0.201 の固定値になる機種もある。この機種がブリッジモードで動作している際にログインするにはPC のIPアドレスのネットワーク部(先頭24bit部分)を同一の192.168.0に合わせる必要がある。(上流DHCPが192.168.0の場合は不要)

2013/06/20

ダイヤルアップ接続が消えない!対処法から今後のインターネット利用方法までを図解で解説


以下内容を更にわかりやすく解説した記事はこちら


どうなってんだいMicrosoft!

Internet Explorerを10にアップデートしたユーザから、「ダ、ダイヤルアップが、い、いっぱい出る・・・・」と悲鳴がたくさんあがっているが、どうするつもりだいMicrosoft?


あまりにも「直してくれ」との連絡が多いので載せてみた。
お困りの方の参考になればいいが。



Windows 8 リリース後に、広帯域接続(OS機能でのPPPoE接続)環境、いわゆる「ルータの無いLAN環境」でインターネットを利用しているユーザから、「ダイヤルアップ接続のダイアログがループして表示される」と言われた時点で、もしや、IE10では広帯域の自動接続が正常に動作しないのでは?と思っていたが、やはりそのようだ。

「ルータは使って当然」というMicrosoft側の考えなのか、想定外の症状なのかは不明だが、PC自体に接続設定をしてインターネットを利用している方(ルータを持っていない方)を軽視していると思われても仕方のない症状だと個人的には思うが・・・・。


※「PC自体に接続設定をしてインターネットを利用する」の意味が???な方はこちらの記事を参照


ユーザからしてみれば、IE9まではIEを起動すれば、PC内の接続設定が自動的に接続になり、『IE起動 ⇒ Webサイト表示』という流れが当たり前の状態として利用していたはずなのに、IEを最新のverにあげた途端に、今までと違う仕様にするなんて、不親切と思われても仕方のないことかと。



『ダイヤルアップ接続のダイアログがうざい』

という方は、次のような設定変更と、手順で対処していただければと思う。

《対処方法》

Internet Explorerを起動し、「ツール」 からインターネットオプションを開く。

※ツールボタンが見つからない方は、キーボードの「Alt」キーを押すと、画面上部にメニューバーが表示されるので、その中から「ツール」をクリックする。

インターネットオプションの「接続」タブから『ダイヤルしない』を選択。


 これで、ダイヤルアップ接続の画面が何度も何度も表示される事象は回避できるが、PC内にある「インターネット接続のための設定」が自動的に接続されるようにする設定を解除してしまったことにもなる。

[記事1]~[記事4]にも載せた通り、PC内にある「インターネット接続のための設定」はPCをシャットダウンすれば自動的に「切断」となるため、次回インターネットへ接続する際には、再度接続をかける必要がある。

上記の「ダイヤルしない」に設定を変更した場合、今までとは違う手順でインターネットへ接続しなければならない。


《インターネット利用方法》 
※以下のいづれかからお好きな方を選択。

◆手動接続 ※Windows 8 の方は必ずこちらを選択。

Windows 7 での設定例で紹介。

(手動接続方法の中でも一番楽チンに接続できる方法を紹介)

1. スタートボタンをクリックし、コントロールパネルをクリック。

2. 「ネットワークとインターネット」をクリック。

3. 次の画面で「ネットワークと共有センター」をクリック。

4. 「アダプタの設定の変更」をクリック。



5. ネットワーク接続を管理する画面が表示される。
※上記1~4の手順通りではなくとも以下の画面が表示できればOK。



6. インターネット接続用のアイコンを見つける。
下記画像下線部のドライバ名が「WAN Miniport(PPPoE)」ではなく、「WAN Miniport(PPPoE)Friendly・・・」と長々しい名称になっていてPCと電話が表示されているアイコンは今回の設定はできないので、下記画像と同じアイコンを見つけること。




7. 接続用のアイコンを右クリックし、プロパティを選択。




8. 「オプション」タブ内、「名前、パスワード、証明書などの・・」のチェックを外す。




9. [OK]ボタンを押下し画面を閉じる。




10. 接続用アイコンの上で右クリックをし、ショートカットの作成を選択。




11. 「デスクトップに作成しますか?」的なMsgが表示されるので、[はい]を押下。



12. デスクトップに接続用アイコンのショートカットが作成される。


PCを起動後に、このアイコンをダブルクリックすると、インターネットへの接続が行われ、Webサイトの閲覧やメール利用、オンラインサービス利用が可能となる。




◆PC起動時に自動接続 ※Windows 8 では不可

1. 上記「手動接続」にある、1~12までと同じ手順を実施。

2. デスクトップのショートカットアイコンを、スタートアップフォルダに格納する。

※スタートアップフォルダの表示方法は・・・
・スタートボタンをクリック。
・すべてのプログラムをクリック。
・スタートアップを右クリック。
「開く」をクリック


この設定をすることで、PCの電源をオンにすると、自動的にインターネットへの接続が行われ、Webサイトの閲覧やメール利用、オンラインサービス利用が可能となる。




今後Windows UpdateやIE11の登場により、いつの間にか改善されたということになるかもしれないが、現時点では上記のような方法で利用するのが最善かと思われる。


Microsoftとしては、「ルータはあって当然」的に思っているのでしょうか・・・








2013/06/18

ブリッジモードって何?わからない!BUFFALOルータのブリッジモード設定(APモード)を図解で解説

以下内容に加筆/修正をした新しい記事あり
再投稿した記事はこちらから確認!




今回の記事は、BUFFALO製の無線LANルータの中でも、IEEE802.11n対応の機種を対象にしたものとなる。

IEEE802.11ac対応の最新機種の場合は、ルータ設定画面の画面構成や、設定手順が異なるため、こちらの記事を参照


≪BUFFALO製のルータを利用した無線LAN設定方法≫

※本記事はBUFFALOルータをブリッジモードで利用するための設定方法となる。

※宅内に既にルータがあり、そのルータとPCをLANケーブルで接続することで、既にインターネットの利用が可能な方を対象とした設定手順。

※ルータなしの環境、または、ルータはあるがインターネットの初期設定は 未実施という方は、こちらの記事を参照


【設定手順】

<機器や名称を以下のように略して記載>

BUFFALOルータ ⇒ BFルータ

動作モード切替スイッチ ⇒ 切替SW

Internet Explorer ⇒ IE

プロバイダ ⇒ ISP



【手順1】 配線

1. 既存ルータ、BFルータ、PC、すべての機器の電源を落とす。

※機器の電源を落としたままで以下手順へと進む。


2. BFルータの切替SWが「AUTO」であることを確認。

「AUTO」モードがなく、「ON」と「OFF」のみの機種の場合は「OFF」にする。

※ただ「OFF」の場合は、BFルータに容易にログインできなくなるので注意。



3. 既存ルータのLANポートと、BFルータのInternetポートをLANケーブルで接続。

《ブリッジ(ルータ機能停止)なのに、WANポートへ接続する理由》
BFルータをブリッジで動作させる場合、BFルータは「ルータ」ではなくなるので、理屈上は既存ルータとBFルータは  LANポート同士で接続するのが正しいが、切替SW等で動作モードをブリッジにした場合はWANポートをLANポートとして扱うように設計されているため、WANポートへ接続しても問題なし。


4. BFルータのLANポートとPCのLANポートをLANケーブルで接続。


5. 既存ルータの電源を入れ、ランプが落ち着いたら、BFルータの電源を入れる。


6. BFルータのDIAGランプが消灯したら、PCの電源を入れる。


7. BFルータのROUTERランプが消灯していることを確認





【手順2】 BUFFALOルータとPC間の無線接続設定

※Windows OS 標準無線LANユーティリティ(WLAN)を利用した接続方法で説明。

1. BFルータに付属している「セットアップカード」、またはBFルータ本体に貼られているラベルシールから、『SSID』と『暗号化キー』を確認。

『SSID』と『暗号化キー』はBFルータの設定画面上でも確認が可能。

SSIDや暗号化方式の変更は、設定画面から行う。(上級者向け)



2. PC側で周辺に飛んでいるSSID(無線電波)を検出する。




3. その中からご自身のBFルータの『SSID』を見つけ接続をかける。




4. セキュリティキー入力欄に、BFルータの『暗号化キー』を入力。


以上で無線の接続設定は完了。無線LANでのインターネット利用が可能となる。



2013/06/15

マニュアル見てもわからない!BUFFALOルータにインターネット設定をする方法を図解で解説

以下内容に加筆/修正をした新しい記事あり
再投稿した記事はこちらから確認!



今回の記事は、BUFFALO製の無線LANルータの中でも、IEEE802.11n対応の機種を対象にしたものとなる。
IEEE802.11ac対応の最新機種の場合は、ルータ設定画面の画面構成や、設定手順が異なるため、こちらの記事を参照


≪BUFFALO製のルータを利用した無線LANでのインターネット接続設定方法≫

※本記事はNTTの機器がひかり電話対応ルータではない場合の設定手順。(NTT機器が、GE-PON、GV-ONU、VH-50、VH-100等の場合の設定手順。)

※NTT機器がひかり電話対応ルータであっても、ルータの初期状態ランプが橙点灯している場合は、以下の流れで設定しても構わない。

※宅内に既にルータがあり、そのルータとPCをLANケーブルで接続することで、既にインターネットの利用が可能な方は、こちらの記事を参照


【設定手順】

<機器や名称を以下のように略して記載>

BUFFALOルータ ⇒ BFルータ

動作モード切替スイッチ ⇒ 切替SW

Internet Explorer ⇒ IE

プロバイダ ⇒ ISP


【手順1】 BUFFALOルータの動作モード確認と配線

手元にLANケーブルが2本ない場合は、ここに記載している手順での配線はできないため、【手順3】を参考にして、BFルータとPC間をまず無線で接続してから、【手順2】へと進む。

1. BFルータの切替SWが「ON」または「AUTO」であることを確認。



2. BFルータのROUTERランプ(ルータLED)が緑点灯していることを確認。



ROUTERランプが消灯している場合で、切替SWが「AUTO」の場合は、「ON」に切替えてから、BFルータの電源をOFF/ONして、ROUTERランプが緑点灯するか確認。



3. NTT機器のLANポートと、BFルータのInternetポートをLANケーブルで接続。


4. 上記配線後、BFルータのLANポートとPCのLANポートをLANケーブルで接続。 



【手順2】 BUFFALOルータにインターネットの設定


1. IE(ブラウザ)を起動。(Google ChromeやFire Foxなど他ブラウザでも可)


2. ブラウザのアドレスバーに「192.168.11.1」と入力。



3. ルータにログインするための画面が表示されるので、 ID/PWを入力。 
※入力するID(ユーザ名)/PWは機種により異なる。

セットアップカードが付属していない機種:IDが「root」、PWは空欄(入力なし)

セットアップカードが付属している機種:IDが「admin」、PWが「password」

セットアップカードが付属している機種の確認は以下URLを参照
http://faq.buffalo.jp/app/answers/detail/a_id/14340



4. ルータ設定画面に、ご自身が契約しているISPの接続用ID/PWを入力。

入力画面は製品が工場出荷時状態(購入したままの何も設定をしていない状態)の場合は自動で表示されるが、そうでない場合は自身で表示しなければならない。以下参照のこと。


※PPPoE画面を手動で表示する際の一例 (WHRやWZRから始まる機種の場合)

4-1. 画面上部の[Internet/LAN]をクリックし、[Internet]を選択。

(または[WAN/LAN]をクリックし、[WAN]を選択。)


4-2. 『PPPoEクライアント機能を使用する』にチェックを入れ、画面最下部の[設定]ボタンを押下。

「インターネット@スタート」にチェックが入ったままで、PPPoE設定をすると特定のWebサイトが閲覧できない場合あり



4-3. 画面上部の[PPPoE]を選択し、[接続先の編集]ボタンをクリック。




4-4. ご自身が契約したISPの情報を入力し、[新規追加]ボタンをクリック。




以上でインターネットの設定は完了。Webサイトが見れるかどうか確認。

もしWebサイト(インターネット)の閲覧ができない場合は、BFルータの電源を一度OFF/ONし、BFルータのDIAGランプが消灯してから再度閲覧できるか確認をする。

※BFルータの電源投入後、DIAGランプが消灯するまで数分かかる場合あり。



※補足※
BUFFALOルータには、「iフィルター」という有害サイトフィルタリングソフトが付加されている機種があり、ブラウザを起動すると下記画面が表示される場合がある。


 「使用する」、「使用しない」はご自身の判断になるが、PCにセキュリティ対策ソフトをインストール済みで、最新状態が保たれている場合は、「使用しない」で問題なし。



【手順3】 BUFFALOルータとPC間の無線接続設定

※Windows OS 標準無線LANユーティリティ(WLAN)を利用した接続方法で説明。

1. BFルータに付属している「セットアップカード」、またはBFルータ本体に貼られているラベルシールから、『SSID』と『暗号化キー』を確認。

『SSID』と『暗号化キー』はBFルータの設定画面上でも確認が可能。

SSIDや暗号化方式の変更は、設定画面から行う。(上級者向け)



2. PC側で周辺に飛んでいるSSID(無線電波)を検出する。




3. その中からご自身のBFルータの『SSID』を見つけ接続をかける。




4. セキュリティキー入力欄に、BFルータの『暗号化キー』を入力。


以上で無線の接続設定は完了。無線LANでのインターネット利用が可能となる。